千葉県館山市の「道の駅南房パラダイス」は、一般的な道の駅のイメージとは異なる施設です。道の駅登録は2006年。1970年に開業した動植物園「南房パラダイス」、現在の名称は「アロハ・ガーデンたてやま」の入口周辺の無料エリアが「道の駅南房パラダイス」です。車椅子から見た現地の状況を紹介します。
道の駅として身障者用駐車区画が3台分ある案内になっていますが、区画のスペースはほぼ一般区画と変わりません。縦横ともにスペースに余裕がない屋根なしの区画です。
バリアフリートイレは24時間利用の独立棟トイレにあります。無料エリアの屋内トイレには、バリアフリートイレはありません。
駐車場から段差解消箇所を上がり、「アロハ・ガーデンたてやま」の入口に向かいます。
正面右側の建物1Fに「ハワイ雑貨店」と「マルシェ」があります。ハワイと千葉のお土産コーナーです。売り場内はフラットで車椅子での買い物は可能です。
正面左側の建物1Fが「モアナガーデンカフェ」。ハワイアンフードとトロピカルドリンクを中心にした軽食コーナーです。「アロハ醤油うどん」などのメニューもあります。
2Fの「レストランワイキキ館山店」は、2018年2月より臨時休業が続いています。
「道の駅情報センター」の看板がある小屋がありますが、現在では閉鎖されています。
フラワーライン沿いにある太平洋を臨む道の駅です。有料施設である「アロハ・ガーデンたてやま」は、入園料の障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で割引されます。
(本稿は2020年7月に執筆しました)