名勝吾妻渓の玄関口、群馬県東吾妻町にある道の駅です。2010年に日帰り温泉「天狗の湯」が開業。2011年に「あがつまふれあい公園」が一般開放。そして2014年に農産物直売所「てんぐ」などが入る商業棟が開業し、道の駅に登録されました。温泉、公園、ショップ&レストランで構成される施設です。

身障者用駐車スペースは合計4台分が用意されています。

バリアフリートイレは、24時間トイレ棟内、「てんぐ」棟内、「天狗の湯」棟内にそれぞれあります。すべての施設共用の広い駐車場があります。

農産物直売所「てんぐ」は、旬の採れたて野菜や果物が並ぶ中規模なお店。店内の通路は車椅子で通行できる幅が確保されています。地元ブランド米は「さくや姫」。東吾妻町の名店コーナーがあり、地元の銘菓や物産品が並びます。

店内への出入口に、ソフトクリームやコロッケなどを販売しているテイクアウト店「あさの味」が営業しています。
同じ棟内に併設される食事処「あがつま亭」は、可動式のテーブル席があるお店。食券制セルフサービス店で、席を選べば車椅子で食事ができます。「地元のお米や、旬の野菜を使った料理は、ぬくもりある郷土の味」とPRしています。
公園スペースには、健康遊具がある「健康広場」、大型遊具がある「子ども広場」、足湯などがあり、ドッグランが併設されています。
「天狗の湯」は天然温泉。車椅子利用者のための特別な設備はありませんが、予約ができる内風呂・露天風呂付きの「貸切個室」が用意されています。
道の駅から吾妻峡の渓谷美が楽しめるポイントまでは、距離にして800m以上。そのポイントから渓谷美が楽しめるハイキングコースがあるので、「道の駅あがつま峡」を拠点にして吾妻峡の観光をすると、往復で4~5kmの行程になります。健脚の人でも、無理なく散策してください。渓谷沿いのハイキングコースは、車椅子では無理な悪路です。
吾妻峡の一端を車椅子で楽しめるポイント「十二沢パーキング」を別稿で紹介しているのでご参照ください。

名勝吾妻渓の入口にある「道の駅あがつま峡」は、地元の美味しいものに出会えるバリアフリーな施設です。
群馬県にあるすべての道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2021年8月に執筆しました)