ケーブルカーで車椅子登山 筑波山バリアフリー情報

ケーブルカーで車椅子登山 筑波山バリアフリー情報

茨城県つくば市の「筑波山」は、山頂にバリアフリートイレがあります。しかしバリアフリーではありません。無理に無理を重ねて車椅子で登山する方法を紹介します。

霊峰筑波山。ケーブルカーとロープ―ウェイがあり、子どもでも簡単に山頂周辺にたどり着けます。実際休日ともなると、山頂周辺には未就学児が大勢います。そんな山ですが、車椅子登山はかなりの無理が必要です。無理を重ねた登山方法を紹介します。

ケーブルカーとロープ―ウェイ男体山女体山とも、本当の山頂を目指すルートは絶対に車椅子では無理なバリアルートです。足の悪いレベルの人でも無理なハードな道です。

霊峰筑波山特に男体山山頂は、途中で崖上りがある本格コースで、元気な人がそれなりの靴を履いて目指すルートです。

男体山山頂

したがって車椅子登山の目的地は山頂ではなく、男体山と女体山の中間地点「御幸ヶ原」とします。ここからでも山頂からの景観を楽しむことが出来ます。

ケーブルカーとロープ―ウェイがあります。

麓の駅を車椅子で利用するなら、ロープ―ウェイ「つつじヶ岡駅」が楽です。ところが山頂駅から先はすぐに階段ルートになるので車椅子では「御幸ヶ原」に行くことが出来ません。

ケーブルカーの山頂駅「筑波山頂駅」からなら、多少の段差とオフロードを乗り切れば「御幸ヶ原」に車椅子でたどり着きます。

最初の課題はどうやってケーブルカーの麓の駅「宮脇駅」に車椅子でたどり着くかです。

ケーブルカーの山頂駅「筑波山頂駅

通常のルートで「宮脇駅」を目指すには、階段を百段くらい上ります。足の悪い人、体力がない人にとっても厳しいルートです。

「宮脇駅」の横に、一般では利用できないケーブカー業務用の駐車場があり、車椅子利用者は事前に駅に相談して利用することができます。ただし、この駐車場へのアクセスルートはわかりにくい。行きかたも十分に予習してお出かけください。

ケーブカー業務用の駐車場

「宮脇駅」には、とても綺麗なバリアフリートイレがあります。ところが構内は全域段差構造です。ここから先は、駅スタッフに力技の応援を頼みます。山頂の「筑波山頂駅」構内も同様に段差構造です。

ケーブカー

ケーブルカーの乗車料金は障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で半額に減免されます。

筑波山頂駅

山頂部「御幸ヶ原」に車椅子で到着します。「御幸ヶ原」の脇に公衆トイレがあり、ここにもバリアフリートイレが用意されています。

「御幸ヶ原」には「コマ展望台」という施設がありますが段差構造です。

御幸ヶ原」には「コマ展望台

その他に平屋のお茶屋さんが数軒あり、未舗装路のデコボコを頑張れば車椅子での利用は可能です。ガマの油も売っています。

ここまでの苦労をしたくない場合、ロープ―ウェイで上り、そのまま下りる、という作戦もあります。

ロープ―ウェイご自身やご家族の障がいの状況に応じて、行動作戦を決めてお出かけください。

筑波山の中腹に建つ3000年の歴史を有する古社「筑波山神社」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2017年8月の取材に基づいています)