印刷博物館 「天文学と印刷」展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

印刷博物館 「天文学と印刷」 車椅子バリアフリー情報

東京都文京区「印刷博物館」の特別展「天文学と印刷」に車椅子で行きました。現地のバリアフリー状況を紹介します。

「印刷博物館」は凸版印刷小石川ビルB1にある、印刷の専門博物館です。どの駅からも、800mほどの距離がある立地。有料の地下駐車場があります。

入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免されます。B1へのエレベーターは、スタッフと同乗する運用なので、1Fで博物館スタッフに声をかけてください。

印刷博物館全体のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

特別展「天文学と印刷」は、2018年10月20日から2019年1月20日の開催。印刷博物館展示室の約半分を使った特別展示です。展示室内はフラットで車椅子での移動は可能です。

展示ケース内の資料は、ほとんどが車椅子からも見ることができます。横から見ることにはなりますが、なんとか鑑賞できます。

15世紀16世紀の印刷物が多数展示されています。作品保護のため、展示室内の照明は暗く調整。そのため特別な展示をしている雰囲気が漂います。障がいのある方で、暗い場所が苦手な人は注意してください。

展示物としては、天文や医学、動植物学などに関わる、古い書物が中心です。1543年に出版された、コペルニクスの「天球の回転について」などが展示されます。

特別展で紹介されている内容は、科学の発展と印刷技術の関係です。16世紀では科学者と印刷技術者は、同じ研究チームのメンバーでした。

活版印刷の発明は15世紀。その後、ヨーロッパでは中世からルネッサンス期へと進み、科学が発展しました。それは知識を出版物として生産出来る印刷技術があったからこそ。また印刷技術そのものが、先端の科学であった。この科学と印刷の関係を資料で明らかにします。

印刷博物館には、高画質で映像をみる「VRシアター」があります。現在のプログラムは「プランタン=モレトゥス博物館」。16世紀からの印刷所を保存する世界最古の印刷出版博物館を舞台に、科学と出版が結びついた当時のヨーロッパを紹介するプログラムです。これをみると「天文学と印刷」の理解がより深まります。

VRシアターは土日祝日の上映。平日の上映は原則ありません。鑑賞料金は入館料に含まれます。定員は30名で各回入れ替え制の早いもの順。上映前にシアターに行き、並びます。

シアターはフラット構造ですが、客席は階段式。車椅子用の特別な鑑賞スペースはなく、最前列またはその横から車椅子で鑑賞することになります。

暗い上に資料の展示位置が高く、一部車椅子から見にくい展示もありますが、字を読むのではなく、古い書物をイメージとして見るなら十分に車椅子で鑑賞できます。印刷博物館特別展「天文学と印刷」は、車椅子で観覧できます。