東京都写真美術館「山沢栄子 私の現代」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都写真美術館「山沢栄子 私の現代」車椅子観覧 バリアフリー情報

東京都目黒区恵比寿ガーデンプレイス内「東京都写真美術館」の企画展「山沢栄子 私の現代」を車椅子で観覧しました。現地のバリアフリー状況を紹介します。なお本展は2019年11月12日から2020年1月26日までの開催です。

山沢栄子氏のプロフィールです。1899年に生まれ、女性写真家の草分けとして活躍し、1995年に95歳で亡くなりました。本展は生誕120年記念展です。

1926年に絵画を学ぶために単身で渡米しました。そこで写真に出会い、3年間学び帰国。以後、商業写真から抽象写真へと作品は変ります。

その作品の変遷と、影響を受けたと思われる同時代の写真家の作品が展示される企画展です。

東京都写真美術館「山沢栄子 私の現代」

東京都写真美術館(TOP)はバリアフリー施設です。恵比寿駅からはルートを選べば、雨天でも濡れずに車椅子でアクセスできます。恵比寿ガーデンプレイスの地下有料駐車場からも、同様に濡れずにアクセスが可能です。

TOPには1台分の身障者用駐車場があります。身体障害者手帳を持っている人の利用に限り、事前に予約をして利用します。この駐車スペースは屋根無しの屋外にあります。

館内はフラット構造でエレベーターは2基あります。バリアフリートイレは各階に用意されます。

「山沢栄子 私の現代」展は障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者2名までの観覧料が無料に減免されます。1Fの受付で障害者手帳を提示して、無料観覧券を発行していただく運用です。

会場はTOPの3階展示室。入口まで車椅子での移動に問題はありません。

東京都写真美術館「山沢栄子 私の現代」

TOP3階展示室の入口と出口の箇所には、緩やかで小さな段差があります。「段差があるので注意」という掲示があり、段差箇所は着色されています。慎重に車椅子を進めれば問題なく通過できます。

会場内はフラットでスペースは余裕があり、車椅子で観覧できます。

ほとんどの作品は壁掛けで、車椅子からとても見やすい展示方法です。ごく一部、中台ケース内展示がありますが、これも車椅子から鑑賞可能です。全般的に車椅子からとても鑑賞しやすい展示です。

製作年代順の展示ではなく、最初の展示が抽象写真の作品集からで、次に初期の作品群の展示があります。

そして影響を受けたと想像される、同時代の写真家の作品群が、次のコーナーで展示されます。

ハイライトの展示が最初にある企画展です。合計140点もの作品が展示されています。展示の最後に、本人がアートを語る映像が放映されています。

東京都写真美術館「山沢栄子 私の現代」展は、車椅子で鑑賞しやすい企画展です。

東京都写真美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。