栃木県宇都宮市にある栃木県立博物館は、1982年に開館した栃木県の歴史、文化、自然を展示解説する総合博物館です。設計は古い施設ですが、バリアフリー改修されて車椅子で観覧できます。
アクセスは車が便利です。博物館北駐車場に入り、車椅子マークの誘導案内に従い車を進めると、博物館エントランス前に3台分の身障者用駐車スペースがあります。
身障者用駐車スペースからエントランスまで、路面は段差解消されています。
館内に入るとすぐに受付があります。栃木県立博物館は観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。
バリアフリートイレは1Fにあります。やや狭い個室でウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。
展示は日光国立公園の自然な姿が紹介されている「スロープ展示」から始まります。1Fから2Fまでのスロープで角度は緩やかではありません。車椅子で上がることができないことはありませんが、かなりの力が必要です。
スロープの両側壁面に、徐々に標高が上がるイメージで自然の状態が展示されています。
スロープ上りが難しい人は、スロープ展示の観覧はあきらめて、エレベーターで2F へ上がってください。
2Fには2つの大きな展示室があります。展示室はスペースに余裕があるフラットな構造で、車椅子で問題なく観覧できます。ボリュームのある展示です。
2Fの展示を観覧した後は、エレベーターで1Fに戻ります。そこに記念撮影スポットが用意されています。
中禅寺湖畔にある「栃木県立日光自然博物館」のバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2023年1月に執筆しました)