福島県 道の駅ひらた しばざくらの里 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

福島県平田村の「道の駅ひらた」は、 屋根付き駐車スペースがあり、トイレが綺麗な道の駅です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

あぶくま高原自動車道の平田ICの近くにある道の駅。道の駅登録は2009年です。おおよそ開業年代で道の駅のバリアフリーレベルは見当がつくものですが、「道の駅ひらた」はその点で不思議な施設です。

駐車場とトイレは先進のバリアフリー施設。直売所と食事処の内部は、かなり古い設備です。そして建物外見は今どきのデザインです。

先進のトイレがあるのはショップとは別棟の「情報館」、国土交通省による道路情報提供施設と案内されています。バリアフリートイレは広くてとても綺麗です。一般的な車椅子利用者なら快適に利用できます。

「情報館」は道路情報だけではなく、各種観光パンフレットも置かれています。また屋内自由休憩室でもあり、フリーテーブルで飲食が可能です。面白いのは靴を脱いで利用する「小間上がり」スペースがあること。車椅子利用者には無縁ですが、お座敷で休憩する文化が根強いようです。

身障者用駐車スペースは3台分。施設前の屋根付き駐車場です。ただし屋根は駐車場の上だけで、施設までの動線は屋根無し、それでも立派な駐車スペースです。

直売所と食事処が入るショップ棟は、芝生の前庭がありテーブルやベンチが置かれ自由に利用できます。建物上部には「道の駅ひらた」と大きな看板塔があります。外観は2010年代の道の駅です。

ショップ棟の中に入ると、雰囲気は10年古くなります。直売所内の通路は狭く、食事処は昔ながらの食券セルフサービスで、なにより内装全般の経年劣化が目立ちます。

直売所、食事処とも、地場産の美味しいものが自慢。阿武隈高原の恵みがいっぱいです。直売所には年間で120種類の平田村の産物が並ぶそうです。食事処は地粉100%の手打ち蕎麦が自慢です。

施設名のサブにつく「しばざくらの里」は、近隣にある観光施設「ジュピアランドひらた」が由来、4月末から5月中旬ごろ14万株の芝桜が咲く施設です。ゴールデンウィークが観光のピークです。お出かけの際には混雑に注意してください。

自然の恵みをいっぱい感じることが出来る施設です。トイレは綺麗で車椅子で気持ち良く利用できます。

三春滝桜など福島県の桜の銘木を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年4月の取材に基づいています)

道の駅吉野路大淀iセンター 車椅子で行く奈良バリアフリー情報

奈良県大淀町の「道の駅吉野路大淀iセンター 」は、奈良の名産品が豊富に並ぶ、車椅子で利用しやすい大型道の駅です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

読み方は「アイセンター」。地元の人を中心に人気の道の駅です。館内中央部にあった生鮮野菜コーナーが、新設された別棟に独立しました。また元の売場はスペースが広々した新たな販売企画売場に変わりました。スペースに余裕がある、車椅子で利用しやすい道の駅です。

場所は吉野山と明日香村のほぼ中間地点。どちらからも車で15分程度の距離です。特産品は山の恵みが中心。新鮮野菜、山菜、木材及び木製加工品。吉野山が近いので、葛餅や柿の葉寿司なども販売されています。

身障者用駐車スペースは屋根無しで2台分あります。2000年の施設ですが、施設内はほぼ段差構造がない設計です。施設奥にバリアフリートイレがあり、設備は更新されて綺麗です。

特産品コーナーの通路幅は余裕があります。情報コーナー内の休憩スペースも広さに余裕があります。食事処は車椅子で利用できます。

車椅子で少々苦戦したのは、新設された直売所内です。細長い建物で、売り場の通路幅が狭く、混雑すると車椅子での移動が難しくなります。空いていれば車椅子での利用に大きな問題はありません。

木造平屋構造の施設で、中央部が開放的な設計です。元野菜売り場であった中央広場では、ワゴンなどが置かれ名産品を販売。たこ焼き屋台や焼きまんじゅう屋台が出店。様々な企画が展開され、イベントスペースのようになっています。ここはスペースに余裕があるので車椅子で利用可能です。

食事処の名称は「トキン」。修験者の額につける「頭巾」が語源です。施設建物にある二つのトップライトも、頭巾からのインスパイア、ということです。建物で使用している木材は「吉野材」です。

奈良観光のお土産ならなんでも揃う品揃え。観光地の吉野山と明日香村に近い道の駅です。

(本稿は2018年6月の取材に基づいています)

奈良 吉野山 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

和歌山県 道の駅龍神 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

和歌山県竜神村の「道の駅龍神」は、清流日高川を見下ろすテラス席がある道の駅で、龍神温泉から少し離れた山中、高野龍神スカイラインの起点にある道の駅です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

周囲には商業施設は何もありません。大自然の真ん中に建つ施設で、愛称は「ウッディプラザ木族館」。その名の通り地元の木材を使い、龍をイメージしてデザインされた建物です。

圧巻なのは玄関にある樹齢350年の巨木。他にも大径木を柱に多用。建物自体が木の魅力にあふれています。

スカイラインの道脇に建つ施設です。一般駐車場は建物の横のスペース。身障者用駐車スペースは、建物の入口前、道路脇にあります。車の後部から車椅子で乗降する場合、乗降箇所が車道にはみ出るほどの身障者用駐車スペースです。空いていれば一般駐車区画で乗降したほうが安全かもしれません。

施設入口は段差で迂回スロープあり。やや狭くて傾斜があるスロープですが、一般的な車椅子での入館に大きな問題はありません。

独立棟のトイレがあり、バリアフリートイレが併設されています。また施設内にもトイレがあり、ここにもバリアフリートイレが用意されます。施設自体は経年劣化がありますが、屋内トイレの設備は更新されて綺麗なウォシュレット付きの便器が備えられています。

道の駅としては一般的なサービス構成で、物販コーナーに観光情報コーナー、そして食事処があります。

ここは清流日高川沿い。食事処にはテラス席があり、川を見下す絶景を楽しめます。特別なバリアフリー面での配慮があるわけではありませんが、車椅子でも何とか利用できるテラス席です。季節の良い好天の日であれば、テラス席から絶景を楽しめます。

道の駅龍神のすぐ横に、魅力的な吊橋があります。吊橋の上から眺める清流日高川は格別ですが、道から吊橋に向かう箇所が段差があり、車椅子では吊橋には行けません。

龍と木がテーマの道の駅。秘境感溢れる絶景が魅力です。駐車区画を慎重に選ぶのが、道の駅龍神を車椅子で利用する際のポイントです。

(本稿は2018年6月の取材に基づいています)