2019年湯島天神菊まつり2019 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都文京区の「第41回湯島天神菊まつり」に車椅子で行きました。現地のバリアフリー状況を紹介します。開催期間は2019年11月1日から23日までです。

第41回湯島天神菊まつり

湯島天神は坂の上の高台に建つ社です。車椅子では「唐門」から境内に入るのが最も楽なルートになります。

湯島天神菊まつり2019 

「唐門」までのアクセスルートは、湯島駅方面からは傾斜の強い坂道を上るので、本郷三丁目方面からのアクセスが楽です。ただし春日通りの歩道は幅に余裕がなく、ところどころに小さな段差があります。

湯島天神

参拝者用の専用駐車場はありません。「唐門」の近くにコインパーキングがありますが、身障者用駐車区画はありません。

湯島天神菊まつり2019 

「唐門」から境内に入るとすぐに「盆栽」「切花」の展示があります。

湯島天神菊まつり

その隣が「菊人形」です。湯島天神菊まつり2019の代表作品です。

湯島天神菊まつり

本堂周辺は様々な形式の菊で飾られています。

湯島天神菊まつり

湯島天神菊まつり

湯島天神菊まつり2019 

本堂の裏側の壁側は、すべて菊の展示コーナーになっています。

湯島天神菊まつり2019 

湯島天神菊まつり2019 

湯島天神菊まつり2019 

湯島天神菊まつり2019 

鳥居から境内に入ってすぐの場所も、大型作品の展示があります。

湯島天神菊まつり2019 

湯島天神菊まつり2019 

湯島天神菊まつり2019 

湯島天神菊まつり2019 

「湯島天神菊まつり」は、春の「梅まつり」に比べると、それほど混雑しません。屋台の出店も少なく、境内は車椅子で移動しやすい状況です。

湯島天神菊まつり2019 

「唐門」から本堂周辺までは、舗装されたフラット通路なので、混雑していなければ、車椅子での菊飾りの鑑賞に大きな問題はありません。

湯島天神菊まつり2019 

鳥居から本堂へ向かう参道の路面は、少しデコボコがあります。そして拝殿の周辺が最も混みやすい場所です。

湯島天神菊まつり

参道脇の菊作品の展示を鑑賞する場合は、一度「唐門」から外に出て、鳥居から入り直した方がフラットルートです。

湯島天神菊まつり2019 

湯島天神は、坂と階段があるので車椅子でのアクセスルートに悩みますが、境内に入れば「菊まつり」は、「梅まつり」よりも比較的楽に車椅子で鑑賞できます。

湯島天神の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

入谷 小野照崎神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

東京都台東区入谷の小野照崎(おのてるさき)神社は入谷駅の近く、下谷の氏神様です。そして渥美清さんがご利益を得た芸能学問の神様として有名です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

入谷小野照崎神社

小野小町の祖父、学者であり歌人の小野篁が祭神。後に学問の神様、菅原道真も祀られ、芸能と学問の神社となりました。絵馬は筆に文鳥がとまっている絵柄。学芸絵馬、と称されています。

芸能関係での成功祈願の絵馬が数多く見受けられます。東京で他に同種のご利益で有名なのは、新宿花園神社や赤坂豊川稲荷です。

入谷小野照崎神社

境内は決定的な段差はありませんが、ちょっとした段差やデコボコが多数あります。

入谷小野照崎神社

道路から境内に入る入り口は2箇所ありますが、ちょっとした段差があります。

入谷小野照崎神社

車椅子で境内に入ることは出来ますが、注意が必要です。

入谷小野照崎神社

拝殿の手前には低い2段の段差があります。車椅子では段差の手前からの参拝になります。

入谷小野照崎神社

夏山開山の2日間以外は登れませんが、境内には見事な富士塚が現存しています。この塚の岩は、富士山から運ばれた溶岩ということ。江戸富士講の貴重な国指定文化財です。

入谷小野照崎神社

一対の猿像が富士塚を守ります。座って合掌している猿です。

入谷小野照崎神社本堂を守るのはやや琉球系の狛犬。凛々しく且つ愛嬌がある狛犬です。

入谷小野照崎神社

お末社のお稲荷さんを守るのは狐。

入谷小野照崎神社

背伸びをしているような、なんとも形容し難い姿のおキツネさんです。

入谷小野照崎神社

3年に一度の神輿担ぎの年は、6万人の人出で入谷界隈が埋まるということです。三社祭や神田祭などに比べれば一般的な知名度はありませんが、大祭は大いに盛り上がります。

入谷の小野照崎神社は、小さな段差や路面の凹凸がありますが、注意すれば車椅子で見処が多い境内に入ることができます。

別稿「車椅子で参拝できる東京のバリアフリーな神社仏閣~東部編~」で「入谷鬼子母神」を紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年11月の取材に基づいています)

東京駒込 富士神社と天祖神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

東京都文京区駒込界隈は、江戸時代からの歴史が息づく街歩きの人気エリアです。あまり知られていない名所「富士神社」と「天祖神社」の車椅子での歩き方を紹介します。

「富士神社」

富士神社

江戸後期に大流行した「富士講」。その中でも最も古い講組織が駒込の「富士神社」です

「一富士二鷹三茄子」は縁起のよい初夢として知られていますが、「駒込は一富士二鷹三茄子」と、江戸川柳に縁起物として読まれたことがきっかけです。一富士二鷹三茄子の「富士」は富士神社の富士塚のことと言われています。

また「鷹」はこの周辺に鷹匠屋敷があったこと。「茄子」は駒込が茄子の名産地であったことによります。鷹匠屋敷は現在の駒込病院の場所にありました。駒込茄子の生産農家は今やありません。

富士神社

富士神社には、その富士塚が現存しています。富士塚の高さは約5m。そこに急階段が30段ほどあり山頂に向かいます。

祠は急階段の先の山頂にあります。したがって車椅子での参拝は無理ですが、境内から富士塚を眺めるだけでも、訪れる価値がある富士塚です。

富士神社

江戸時代に町火消の信仰を集めた神社です。富士塚の斜面には、所狭しと「火消組」や「とび職」の石碑が並び、わざわざ運んできた富士の溶岩が敷き詰められています。この様は壮観です。

富士神社

本駒込駅から徒歩10分ほどです。参拝者用の駐車場はありません。駒込の住宅街の一角です。

富士神社

参道入口には階段があるので、車椅子では車両進入ルートを利用して境内に入ります。

富士神社

富士塚に向かう境内の参道は石畳です。車椅子が引っかかる箇所が多々あるので、ゆっくり慎重に進んで下さい。ただし距離はなく、すぐに富士塚の麓に着きます。

階段を上がった富士塚の山頂の状況です。山頂の祠は戦後に再建されたコンクリート製のものです。正直に言って、それほど凝った造形の祠ではありません。山頂を一周回る未舗装路があり、お末社の祠、かたき討ちの曽我兄弟の碑などがあります。この富士塚は、もともとあった前方後円墳を活用した人工山という説があります。

富士神社

6月末「山開き」のお祭りがあります。この「山開き」のお祭りの時と、年末年始、節分の日だけ、御朱印が現地でいただけます。それ以外の期間は、社務所は原則無人で「天祖神社にお越しください」という案内が掲示されています。

「天祖神社」

駒込天祖神社

富士神社から住宅街を3分ほど歩くと「駒込天祖神社」があります。天照大神を祀った伊勢神宮系の神社で、源頼朝が創建したと伝えられる駒込村の総鎮守です。都心の神社としては大きな神社です。

駒込天祖神社

長い参道を進み本殿へ向かいます。

駒込天祖神社

参道の脇にはお末社などがあります。

駒込天祖神社

木々も雰囲気がある神社です。

駒込天祖神社

参道は車椅子で通行できます。

駒込天祖神社

社務所で御朱印を受け付けていただけます。

駒込天祖神社

大戦の空襲で全焼したため、現在の施設は全て戦後の建築物です。

駒込天祖神社

拝殿は数段の段の上です。車椅子では段の手前からの参拝になります。

駒込天祖神社

車椅子での東京街歩き。駒込界隈の散策では「富士神社」と「天祖神社」は、あまり知られていない人気スポットです。

本駒込に建つ大寺院「吉祥寺」の情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年11月の取材に基づいています)