旧東海道品川宿 車椅子散策ガイド 小さなお寺巡り

東京都品川区。北品川駅周辺から新馬場駅方面にかけての「旧東海道品川宿」は、道路がバリアフリーに整備され、車椅子で街歩きが楽しめます。そしていくつかの小さなお寺が並びます。近隣では東京十社の品川神社が有名ですが、急坂を上がるため車椅子での散策向きではありません。車椅子で立ち寄りやすい、街道沿いにある3つのお寺を紹介します。

旧東海道品川宿 車椅子散策ガイド

「一心寺」

北品川駅と新馬場駅の中間付近にある小さなお寺です。旧東海道に面しているので、見落とすことはありません。境内への入口にある小さな段差には簡易スロープが設置されています。

創建は1855年。ご本尊は成田山の分身の不動明王。毎月28日が縁日で「ほうろく灸」が体験できるそうです。

旧東海道品川宿 車椅子散策ガイド

「養願寺」

一心寺に近くから、街道の横道に少し入った場所にあるお寺です。お堂の周辺の小さな段差は、なだらかに改装されています。車椅子で苦労なくお参りができます。

創建は1299年。春と秋の大祭時にご本尊が開帳されます。縁日はたいへん賑わうそうです。

旧東海道品川宿 車椅子散策ガイド

「正徳寺」

養願寺の近く、新馬場駅北側にあるお寺です。門の段差は解消されています。創建は1298年。本山は京都の東本願寺です。

旧東海道品川宿 車椅子散策ガイド

旧東海道品川宿は、古寺を訪ねながら車椅子で散策できます。

品川の鎮守「荏原神社」と「寄木神社」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年5月に執筆しました)

芝公園のえんま様 宝珠院 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

東京都港区芝公園の一角にあるお寺です。市井の人々のための入口として江戸時代に創建された増上寺の塔頭(たっちゅう)です。本堂が再建されました。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

宝珠院 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

増上寺の裏側、東京タワーの足元、都立芝公園の西側17号地に隣接しています。赤羽橋駅から徒歩5分の案内。ほぼフラットな舗装歩道を通行して到着します。

目の前の都道301号線は、パーキングメーター設置路線です。車でのアクセスなら、パーキングメーターの利用が便利です。

芝公園と一体になったお寺で、横に「弁天池」があります。弁天池越しにみる新本堂は、小さいながらも格式があります。

宝珠院 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

一帯は桜の名所。弁天池の脇には藤棚があり、季節には綺麗な花が咲きます。そして晩秋には紅葉が色づく公園。見上げると東京タワー。ここにしかない眺めを楽しめます。周辺の路面は多少デコボコがありますが、慎重に進めば車椅子で移動できます。

宝珠院 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

新本堂の正面にはガラス越しに閻魔大王様が鎮座しています。

宝珠院 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

そして正面からみて左側の横壁に「閻魔耳」があります。閻魔様に懺悔をして、悔い改めるための耳です。車椅子で懺悔ができます。

宝珠院 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

恐ろしい姿ではありません。本堂の周囲にはヘビ、カエル、ナメクジの像があります。

宝珠院 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

宝珠院 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

そしてお地蔵様も。本堂周辺は車椅子で通行できる舗装路面です。

宝珠院 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

期間限定の御朱印が人気です。数多くの情報がネットにあるので、参照してください。

公園の一角にある小さなお寺ですが、宝珠院は車椅子でお参りしたいユニークな増上寺の塔頭です。

芝公園のバリアフリー状況を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2020年4月に執筆しました)

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

東京都目黒区下目黒の目黒不動尊は、大本堂が階段の上にあるため、車椅子でのお参りは出来ません。しかし階段の下の境内低地にも、様々な見どころがあります。

身体に障がいがある人の目線で、目黒不動尊のアクセス、境内の状況を紹介します。ご自身やご家族の状況でどこまでお参りができるのか。行動計画の立案にお役立てください。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

不動前駅からは徒歩12分の案内。約1kmあります。参拝者用の駐車場は信徒専用です。一般参拝者用の駐車場はありません。

境内の周囲には複数のコインパーキングあります。なかにはスペースに余裕がある、足が悪い人でも利用しやすい駐車場もあります。

目黒不動尊 境内案内 お参り情報

境内への段差回避方法です。境内への一般ルートは段差のある「仁王門」をくぐります。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

段差を回避して境内に入るルートは、正面からみて仁王門の左側、信徒用駐車場の門を手で開けて入ります。横開き式の稼働フェンスで、軽い力で動かすことができます。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

境内は一部舗装路がありますが、未舗装路面やデコボコがある舗装面がほとんどです。車椅子の人は、舗装路を選びながら移動してください。杖で歩ける人なら、低地部はほぼ移動可能な路面です。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

仁王門の横にあるトイレ棟には、バリアフリートイレがあります。シンプルな設備のトイレです。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

大本堂への階段の手前、低地部でのお参り先の状況です。仁王門の右方面に事務所があり、ご朱印を受け付けます。その周囲には「阿弥陀堂」や「書院」「観音堂」などが並びます。この一帯は車椅子でも移動できる路面状況です。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

大本堂への階段は男坂と女坂があります。この坂の下には将軍家光の由来がある「鷹居の松」、そして「水かけ不動明王」「青木昆陽の碑」「本居長世の碑」「腰立不動」など、続々とお参りスポットが並びます。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

路面は荒れた箇所が多く、小さなデコボコは多数ありますが、慎重に進めば車椅子でも移動できます。

道を隔てた「豊川稲荷」などがある一帯は、通路のデコボコが激しく、車椅子での移動は困難です。杖歩行が可能なら、慎重に動けばなんとか参拝できます。

大本堂への男坂は急な階段路、健脚向きです。女坂も階段路です。途中に「役行者」がいます。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

大本堂へのお参りは、さらに階段を上がります。大本堂の裏側に「大日如来」が屋外に鎮座しています。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

大本堂がある境内高地部にも多数のお参り先があります。縁結びの神「愛染明王」、他に「延命地蔵尊」「微笑観音菩薩像」そして「鐘楼堂」など。階段路を上がらなければなりませんが、境内高地部にはお参り先が多数あります。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

男坂の下から、大本堂を見上げることは出来ます。階段路が無理な人は、下からのお参りになります。

足が悪い人のための 目黒不動尊 境内案内 お参り情報

目黒不動尊の正式名称は「天台宗 泰叡山 瀧泉寺」です。境内はバリアフリーではありませんが、お参り先、見どころは多数あります。参拝可能な範囲が限られても、訪れる価値のある名刹です。

豊島区にある「目白不動尊」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年4月に執筆しました)