久里浜霊園 三浦大仏 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

神奈川県横須賀市の三浦海岸に近い場所に、宗旨宗派不問の「聖徳久里浜霊園」があります。山にある霊園で、その山頂付近の納骨堂に、通称「三浦大仏」様がいらっしゃいます。また山頂付近には五重塔が建ち、芝生広場には慰霊の手などがあります。

久里浜霊園三浦大仏

誰でもお参りが出来る霊園です。長沢駅から徒歩10分の案内ですが、三浦大仏がある山頂付近までは急坂が連続します。車椅子利用者は車でのアクセスをお薦めします。

霊園の入口から、車でも怖いほどの急坂を上がります。途中に幾つかの駐車場がありますが、山頂部に近い車道の終点にある駐車場を目指します。

久里浜霊園三浦大仏

傾斜地にある15台程度を収容する舗装路面のフラットな駐車場です。身障者用駐車スペースの設定はありません。

久里浜霊園三浦大仏

最上部の駐車場から三浦大仏の足元までは、急な下り坂です。足元まで来れば、フラットな路面になります。

久里浜霊園三浦大仏

納骨堂エリアの入口は一対の狛犬が護っています。

久里浜霊園三浦大仏

さらに納骨堂の入口は、様々な仏に護られています。ここから三浦大仏を見上げてお参りします。

久里浜霊園三浦大仏

三浦海岸から東京湾、その先に房総半島を眺めることができます。素晴らしい景観が車椅子で楽しめるスポットです。

久里浜霊園三浦大仏

駐車場に戻る途中にある横道には、多数の地蔵様が祀られています。

久里浜霊園三浦大仏

その地蔵様を地蔵菩薩が護っています。

久里浜霊園三浦大仏

次に、駐車場から急坂を上がり五重塔を目指します。車椅子ではかなり苦戦する急坂です。

久里浜霊園三浦大仏

本格的な五重塔が山頂に建ちます。

久里浜霊園三浦大仏

五重塔の横に芝生広場があります。広場のデコボコは激しくないので、車椅子での広場内乗り入れは、無理をすれば可能です。

久里浜霊園三浦大仏

突き出た手や仏像は、猟奇的な殺人事件の被害者を慰霊するための施設ということです。

久里浜霊園三浦大仏

手の後ろ側には数多くの仏様がいらっしゃいます。

久里浜霊園三浦大仏

広場を囲む仏様もいらっしゃいます。

久里浜霊園三浦大仏

達磨様も霊園を護ります。

久里浜霊園三浦大仏

海を背景に霊園を護る仏様もいらっしゃいます。

久里浜霊園三浦大仏

久里浜霊園山頂付近にある三浦大仏様や五重塔などは、車でアクセスし、最上部の駐車場を利用して、そこから短距離ですが急坂を通行できれば、車椅子でお参りができます。

東京湾の対岸、千葉県富津市の大坪山に建つ「東京湾観音」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年1月に執筆しました)

武州野原 知恵の文殊寺 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

日本三大文殊菩薩の一つ、埼玉県熊谷市野原にある曹洞宗の名刹です。開山は1483年。合格祈願、学業成就など、知恵の菩薩様として信仰されています。

知恵の文殊寺

徒歩圏に駅はありません。アクセスは車が便利です。参拝者用の駐車場が第1から第3まで用意されています。もっとも本堂に近いのは第1駐車場です。山門の横から境内に入り、鐘楼門の先を左折します。

知恵の文殊寺

身障者用駐車スペースはありませんが、30台以上を収容する舗装路面の駐車場です。

知恵の文殊寺

第1駐車場からみた本堂。車椅子で問題なく移動できるフラットなルートです。

知恵の文殊寺

参道の入口に建つ山門(仁王門)は、江戸中期のものが今に残ります。熊谷市の指定文化財です。

知恵の文殊寺

参道の横には六体の地蔵様が祀られています。

知恵の文殊寺

鐘楼門は明治34年に再建されたもの。参道の中央部はデコボコがある石畳風の路面なので、車椅子では横の舗装路を通行してください。鐘楼門の下には、段差回避スロープが設置されています。

知恵の文殊寺

鐘楼門は立派な二階建ての構造で、梯子を昇る上階に大きな鐘があります。例年であれば除夜の鐘が突かれますが、2021年末はコロナ対策で中止すると案内されていました。

知恵の文殊寺

手水舎は段差がなく、車椅子で近づける構造です。今回の参拝時は、浄水はありませんでした。

知恵の文殊寺

本堂は昭和33年に再建されました。手前の3段には、スロープが設置されています。

知恵の文殊寺

このスロープはしっかりした構造の簡易スロープで、車椅子で通行できます。その先の5段の手前から車椅子でお参りします。

知恵の文殊寺

車椅子では上がれませんが、5段の上の参拝所には、千羽鶴などが色鮮やかに奉納されています。

知恵の文殊寺

本堂正面の壁には、巨大化した絵馬が飾られています。

知恵の文殊寺

本堂の横に寺務所などがあります。境内の多くはフラットな舗装路面です。

知恵の文殊寺

ウサギが護る石のベンチ。横に灰皿があるので、喫煙コーナーかと思われます。

知恵の文殊寺

他に本堂周辺にある見どころを紹介します。おそらく、大国主命と因幡の白兎の像。

知恵の文殊寺

2016年に没した37世蘭堂正典の像。同年の「参禅会」50周年を記念した碑。

知恵の文殊寺

「良き遊び よく学ぶ まめに働く 豆小僧」の洗心童子。

知恵の文殊寺 

八菩薩像です。千手観音菩薩、虚空蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明王、阿弥陀如来が祀られています。

知恵の文殊寺

「行雲流水 螢訪なう 文殊の地」と刻まれている金子兜太氏の句碑。

知恵の文殊寺

境内のトイレ棟には綺麗なバリアフリートイレがあります。

知恵の文殊寺

個室のスペースは一般的なサイズで、トイレットペーパー、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

知恵の文殊寺

お寺のトイレとしては、最高レベルのバリアフリートイレだと思います。

知恵の文殊寺

武州野原の知恵の文殊寺は、舗装路面の駐車場と綺麗なバリアフリートイレがあり、本堂の段差に簡易スロープが設置されている名刹です。

(本稿は2021年12月に執筆しました)

平成10年開山 三毳不動尊 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

三毳(みかも)不動尊は、栃木県栃木市藤岡町、東北自動車の佐野藤岡ICの近くにある真言密教の祈願寺です。「三毳山麓南にあるお不動さま」で、栃木県佐野市富岡町の「千手観音寺」の分院として平成10年に落慶・開山しました。山の麓にある傾斜立地のお寺です。

三毳不動尊

参拝者用の駐車場があります。三毳不動尊は、3つの高さに施設があるお寺で、駐車場が最も低い高さになります。ここから階段を上がるのが通常のお参りルートです。

三毳不動尊

車椅子では、駐車場から坂道の車道を上がります。坂道の傾斜角度はそれほど強くはありません。一般的な体力のある車椅子利用者、または介助者であれば上がることが出来る坂道です。この坂道で最も高い本堂の高さまで進むことができます。祈祷を受ける参列者の中に足腰が不自由な方がいる場合は、本堂の高さにある許可車両用の駐車場を1家族1台限定で利用できます。ただしお堂内へ入るには、階段を上がらなくてはなりません。

三毳不動尊

駐車場の上、二段目の高さに「水掛不動」と「銭洗不動」、そして「お授け大師」様がいらっしゃいます。

三毳不動尊

お不動様の横の矢印が書かれた駐車区画は、車祈祷所です。

三毳不動尊

同じ高さに「千手観音堂」があり、車椅子で堂内に入りお参りが出来ます。

三毳不動尊

この施設は、当初はお粥、旬の素材を使った天ぷらやけんちん汁、そば・うどん、甘味などがいただける「みかも茶屋」でしたが、現在は観音堂となり、十一面の顔と千本の手をもつ観音様が祀られ、また様々な仏像が展示販売されています。

三毳不動尊

本堂の高さに上がります。車椅子では本堂の段の手前からのお参りになります。

三毳不動尊

お守りや御朱印は本堂の横で受け付けます。段差回避箇所を進み、車椅子で窓口に近づくことが出来ます。

三毳不動尊

本堂と同じ高さにある「出世稲荷大明神」を祀る「開運堂」は、車椅子で参拝できます。

三毳不動尊

そして自由参拝ができる極楽閻魔堂。正面からみて左側が入口、右側が出口です。

三毳不動尊

屋内の中央部に閻魔様が祀られています。屋外からも参拝できます。

三毳不動尊

閻魔堂入口はやや狭いですが、普通サイズの車椅子は通行できました。閻魔堂の中に段差は無く、車椅子で参拝できます。

三毳不動尊

閻魔堂の横には「地蔵尊」が祀られています。静かに鐘を突いてお祈りします。

三毳不動尊

本堂の裏側の未舗装斜面には「石塔」や「水琴窟」などがあります。ここは車椅子では近づけません。

三毳不動尊

これより上の三毳不動尊境内の裏山は、これから造園をして行く予定ということです。境内には「仮称 三毳の杜 計画案」が掲示されています。

三毳不動尊

三毳不動尊は傾斜立地ですが、ほぼすべてを車椅子でお参りできます。そして新しいお寺でしか経験できない、参拝ができます。

隣接する「道の駅みかも」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2021年11月に執筆しました)