標高1000mに広がる入園無料のボタニックガーデンです。「花の駅 花楽の里」として2000年にオープンし、2018年に「中之条山の上庭園」と改称されました。バリアフリーなレストハウスを中心に、傾斜面にハーブガーデンやハナモモ園が広がります。車椅子からみた現地の状況を紹介します。
アクセスは車です。快調なペースでドライブして、渋川伊香保ICから約90分、碓氷軽井沢ICから約60分かかります。標高約1,000mの暮坂峠の西側にあります。
アクセスルートである「花桃街道」県道55号線は峠道で、アップダウンと急カーブが連続するエリアがありますが、全線が舗装路で、一部を除き2車線が整備されています。センターラインがない区間も、怖いほどの狭い道にはなりません。運転に不慣れな人でも、マイペースで走行すれば、安全にドライブを楽しめる道です。
冬の寒さは厳しく、降雪凍結地帯です。中之条山の上庭園は、例年12月下旬から3月末までは、冬季休園です。

駐車場の状況です。高低差が激しい斜面にある施設です。55号線の崖下には「駒ヶ沢川」が流れ、その川音は聞こえますが、川面は見えないほどの高低差があります。
中之条山の上庭園の駐車場は、下部と上部の2カ所に用意されています。「オオヤマザクラ」の植栽地は、下部の駐車場の利用が便利です。
レストハウスやハーブガーデンの散策なら、上部の駐車場が便利です。上部駐車場には身障者用駐車区画が用意されています。

レストハウスのバリアフリー状況です。駐車場から段差回避スロープを上がりレストハウスに入ります。

レストハウスはバリアフリー仕様です。館内の床面はほぼフラットで、一部に緩い傾斜はありますが、段差はありません。

設備はシンプルですが、バリアフリートイレがあります。

フラワーアレンジメント、ナチュラル素材の物産品、自然食品などの物販コーナーと、カフェレストランがあります。とてもお洒落で素敵な空間です。このセンスは好きな人が多いでしょう。

ボタニカルガーデンの状況です。例年5月から10月にかけて、クリスマスローズ、ハナモモ、レンゲツツジ、マツムシソウ、そのほか200種を超える高山植物を遊歩道から楽しめます。

ボタニカルガーデン内の高低差は約50mあります。遊歩道はほぼすべて傾斜路か階段路です。階段路を避けるルートで、ガーデンの約70%程度を回ることができます。
ただし、レストハウスの横のガーデンへの入口箇所は短いながら急坂、その先の遊歩道の傾斜も楽な角度ではありません。車椅子では、本人及び介助者の体力に応じて、無理のない範囲でボタニカルガーデンを楽しむようにしてください。

想像する以上の山奥にある、お洒落な施設です。中之条山の上庭園は素敵な施設ですが、傾斜路は急でかつ長いので、車椅子では無理のない範囲での利用をお薦めします。
バリアフリーなフラワーガーデン「中之条ガーデンズ」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2020年4月に執筆しました)


















