車椅子で行く横須賀久里浜 ペリー公園 バリアフリー情報

神奈川県横須賀市久里浜の「ペリー公園」は、記念碑と記念館があるペリー上陸を記念する公園で、車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年10月の取材に基づいています。

○駐車場なし

1853年にペリーが久里浜に上陸しました。そのことを記念した公園です。場所は久里浜海岸の近くで公園専用の駐車場はありません。近くにコインパーキングはあります。

ペリー公園

○公園内は未舗装

小さな入園無料の公園です。公園内は未舗装で薄い砂利路面ですが、車椅子で通行できるレベルです。記念碑周辺は一部舗装路面があります。

ペリー公園

○トイレは公衆トイレ

トイレは公園の公衆トイレで、障害者用はありません。

 

○ペリー記念館は入館無料

公園の奥に「ペリー記念館」があります。2階建ての小さな博物館で入館無料。入口はスロープあり。出入口は手動ドア。1Fの展示は上陸時の様子のジオラマ模型の展示。2Fは関係資料の展示ですが、階段のみでエレベーターはありません。

ペリー公園ペリー公園

○記念碑は博文の筆

目を引くのは巨大な記念碑。明治34年に建立されたそうで、碑文は伊藤博文の筆です。

ペリー公園

○除幕式は盛大だった

明治34年は1901年。この記念碑の除幕式には、当時の桂首相以下多くの日本閣僚が参加。米国からは海軍関係者などが参加。総勢約1,000人が集まり、沖合では日米両国の軍艦が祝砲を放ったとのこと。

20世紀初頭では、ペリー上陸はそのように評価されていました。

江戸時代のペリー上陸だけではなく、明治政府の対米外交政策を知る公園です。巨大な記念碑は明治のモニュメントとして見る価値があります。

車椅子で行く 新宿区立漱石山房記念館 バリアフリー情報

東京都新宿区にある「漱石山房記念館」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年12月の取材に基づいています。

 

○夏目漱石の居住地跡

2017年に開館した「漱石山房記念館」は新宿区立の施設です。この地は夏目漱石が晩年の9年間を暮らした「漱石山房」があった地。そして終焉の地です。記念館の横及び裏側は「漱石公園」として一般開放されています。

新しい施設なのでバリアフリーです。以下、施設の状況を詳しく紹介します。

漱石山房記念館

○駐車場は1台分

場所はわかり難い。土地勘がないと戸惑います。最寄りの駅が地下鉄早稲田駅で徒歩10分の案内。施設エントランス横に、身体障害者用駐車場が1台分だけ用意されています。

駐車場は空いていれば利用出来るということですが、記念館に問い合わせたところ、来館日時が決まっていれば予約が可能ということです。事前に電話で駐車場の利用を問い合わせてください。確認されるのは来館者の氏名と連絡先だけで、車種やナンバーは不要でした。駐車場に車を停めるとすぐに警備スタッフが来て、確認を受けました。

漱石山房記念館

○障害者減免あり

駐車場からエントランスにかけてはフラットな動線で、ドアは自動ドアです。館内に入ると左手無料エリア内にカフェ「SOSEKI」があります。有料の展示エリアは右側。入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で入館手続きを行ってください。

障害者用トイレは1Fの無料エリアと、2F有料展示室フロアに用意されています。

漱石山房記念館

漱石山房記念館

○エレベーターで2Fへ

「漱石山房記念館」はB1から2Fまでの3フロア構造で、1Fの約半分と2Fが有料展示室です。

展示室内の一般的な動線は、1Fを見学し、階段で2Fへ上がり、階段で1Fへ戻ります。車椅子利用者は動線が合理的になるので、先に2F見学することを薦められました。

無料エリアと有料エリアの区分けが曖昧なので、1Fからエレベーターを利用して2Fへ行く際には、スタッフに声をかけて利用するルールになっています。

漱石山房記念館

○2Fは資料展示室

2Fの展示は、漱石の初版本や草稿、書簡など資料の展示が中心です。エレベーターの乗降場所から展示室までは傾斜スロープですが、展示室内はフラットな床面。展示ケースは車椅子から見えるものが多く、総じて車椅子での展示鑑賞に大きな問題はありません。

展示コーナーの様々な箇所に「黒猫」がいます。猫を見つけるのも楽しい「漱石山房記念館」です。

漱石山房記念館

○1Fは「漱石山房」の再現展示

1Fの展示は、夏目漱石が創作に励んだ書斎の再現セットです。ボランティアガイドさんの説明によると、昭和20年に空襲で焼失した「漱石山房」に関する全体的な資料はないので、様々な断片的なデータを組み合わせて、書斎のサイズやベランダ式回廊の様子を推定して再現したということです。

昔の家屋の再現ですが、車椅子での見学、セット内の移動は可能です。

漱石山房記念館

漱石山房記念館

○1F「導入展示」は無料エリア

1Fにはパネルや映像による「導入展示」コーナーがあります。漱石と新宿区との関わりなどを解りやすく紹介しています。「導入展示」は無料エリア。有料展示エリアに入る前に、「導入展示」を見るとより理解が深まります。

漱石山房記念館

○B1は講座室と図書室

B1は企画展などが開催される「講座室」と、漱石関連の書物や資料が閲覧できる図書室があります。B1へのエレベーターは自由に利用できます。「講座室」はフラットな空間、車椅子で利用可能。図書室内は通路が狭く、車椅子での利用は少し苦戦します。

漱石山房記念館

漱石山房記念館

○漱石公園は車椅子可

記念館周囲の「漱石公園」は車椅子で散策可能です。漱石の胸像や「猫塚」などがあり、一角に「道草庵」という立ち寄り施設があります。

漱石山房記念館

漱石山房記念館

漱石山房記念館

記念館エントランスからスロープで「漱石公園」入口に行くことができます。そして公園を一周して、記念館の裏から身体障害者用駐車場へ抜けることができます。

「漱石山房記念館」は2017年に誕生した車椅子で利用できる施設です。バリアフリー面での大きな問題はありません。

車椅子で行く 相模湖記念館 バリアフリー情報

神奈川県相模原市の「相模湖記念館」は、県立センターの中にある市立の施設で車椅子で見学が可能です。現地のバリアフリー情報を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年1月の取材に基づいています。

○障害者用駐車場は無料

相模湖は人造湖。「相模湖記念館」はダム建設の歴史と意義を展示紹介する無料の施設です。記念館は相模原市立の施設で、県立の「相模湖交流センター」の2Fにあります。

アクセスは車が便利。「相模湖交流センター」の駐車場は土日祝日と観光シーズンは有料になりますが、障害者用駐車区画5台分は常時無料です。

相模湖記念館

○センター内はバリアフリー

「相模湖交流センター」は2F構造で館内はバリアフリー。障害者用トイレは1Fと2Fそれぞれに用意されています。

エレベーターがあります。利用者が少ない日は、節電のため運用停止になることも。その場合は事務所スタッフに声をかけて下さい。すぐに対応していただけます。

相模湖記念館

○展示内容は小学生からOK

「相模湖記念館」は13種の展示で構成されます。表現方法が易しいので、低学年の小学生でも利用できます。ただし内容そのものは大人でも知らない難しいものもあります。

相模湖記念館

相模湖記念館

相模湖は1940年に着工し、1947年に完成したダム。記念館の展示は「水の循環」がテーマです。ただし2019年1月時点では、機械不良で利用できない展示もありました。

相模湖記念館

○お隣は福祉喫茶

「相模湖記念館」のお隣は「ともしび喫茶 青林檎」。障がいのある人も働く喫茶です。ランチは500円。珈琲は200円から。焼き立てのアップルパイやパンの販売もあります。

相模湖記念館

相模湖記念館

車椅子での利用は可能です。お店の窓からは相模湖がよく見えます。とても眺望が良いお店です。

相模湖記念館

「相模湖記念館」は、相模湖を臨む高台に建つ「相模湖交流センター」内にある、車椅子で利用できる施設です。