間宮林蔵記念館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

林蔵の出生地である茨城県つくばみらい市にある施設です。復元移築された生家と平屋構造の記念館があります。

間宮林蔵記念館

アクセスは車が便利です。来館者用の広い無料駐車場があります。障害者用駐車区画の設定はありません。乗降しやすい場所に駐車してください。

間宮林蔵記念館

駐車場から記念館まで約50mです。舗装路を移動します。

間宮林蔵記念館

記念館の入口、手前側にあるのが生家です。間宮林蔵は1780年にこの家に生まれ、16歳頃までここで暮らしました。生家の周囲は砂利路面なので、車椅子では記念館のアプローチからの見学になります。

間宮林蔵記念館

記念館へのアプローチは、中央部がデコボコ解消されています。館の出入口のドアは手動ドアです。

間宮林蔵記念館

館内に入るとすぐに受付があります。間宮林蔵記念館の観覧料は、障害者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳を提示して減免措置を受けてください。

館内に障害者用トイレがあります。個室は一般的なサイズでウォシュレット付きのトイレです。ユニバーサルベッドはありません。

館内はワンフロアでフラット構造、展示スペースは余裕がある広さです。車椅子で問題なく観覧できます。

展示室の最初のコーナーは、間宮林蔵の人生と仕事を紹介する9分間の映像コンテンツです。ビジョンの前に可動椅子が置かれている部屋で、適当な場所から車椅子で鑑賞可能です。

次の展示室は、樺太の地図などメインの資料が展示されています。最後がギャラリーで、林蔵をめぐる人々をテーマに、伊能忠敬などを肖像画やパネルで紹介解説します。

間宮林蔵記念館

この地は当時「常陸国筑波郡上平柳村」。林蔵は理数系に強く、幼少の頃から神童と呼ばれていたそうです。そして将来を嘱望されて、16歳ごろに出仕し、役人の従者として20歳で初めて蝦夷地に渡りました。間宮海峡で知られる樺太調査を完成させたのは、43歳の時です。

間宮林蔵記念館

間宮林蔵記念館は、その偉業と幼少の頃からの林蔵を知ることができる施設です。車椅子で問題なく観覧できます。

(本稿は2020年9月に執筆しました)

栃木県 道の駅那須与一の郷 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

栃木県大田原市の大型複合施設です。開業は2004年。施設は、休憩スペース付きの情報館、農産物直売館と加工・物産品館、レストラン、竹のギャラリー、多目的ホール、そして有料施設「与一伝承館」で構成されます。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

 

○駐車場は300台収容

アクセスは車が便利です。駐車場は8区画あり、合計で約300台を収容します。

障害者用駐車区画は総計で11台分を用意。最も施設棟に近い2つの駐車区画には各3台分のブルーラインスペースが用意されています。

道の駅那須与一の郷

道の駅那須与一の郷

○障害者用トイレの状況

24時間利用の独立トイレ棟があり、障害者用が用意されています。

他に与一伝承館に、インドアの障害者用トイレがあります。受付の外側なので、伝承館の見学をしなくても利用可能です。

 

○情報館と加工・物産品館のバリアフリー状況

この2つの施設は連結しています。

道の駅那須与一の郷

情報館はスペースに余裕がある施設で、大田原市の観光情報施設やジオラマなどがあります。休憩スペースにはフリーテーブルが置かれ、自由に飲食に利用できます。車椅子での利用に大きな問題はありません。

道の駅那須与一の郷

道の駅那須与一の郷

加工・物産品館への連結箇所のドアは、引き戸の手動ドアです。床面に段差はありません。加工・物産品館の売り場は、床面はフラットですが、通路幅はあまり余裕がありません。混雑すると車椅子での店内回遊に少し苦戦します。

店内にテイクアウトのアイス売り場があり人気です。ここはスペースに余裕があります。

 

○農産物直売館のバリアフリー状況

出入口が3ヵ所あり、その内2ヵ所は自動ドアです。

店舗内に段差はなく、売り場内通路幅は一般的なサイズです。極端に混雑していなければ、車椅子での買い物は可能です。

「とうがらし」が大田原の特産品の一つです。

道の駅那須与一の郷

○レストラン扇亭のバリアフリー状況

レストランはフラットでスペースに余裕があり、可動式のテーブル席があります。車椅子で食事ができます。

地粉を使った手打ちそばが一番人気のお店です。

 

○竹のギャラリーのバリアフリー状況

竹のギャラリーは無料施設です。一段高い構造で、外部のスロープ路から入るか、伝承館側から内部の傾斜路を上がり、ギャラリー内に向かいます。

人間国宝の作品など、竹細工名人の名品が展示されます。内部はフラットな構造なので、車椅子で鑑賞できます。展示品は定期的に変わります。

道の駅那須与一の郷

道の駅那須与一の郷

○那須与一伝承館のバリアフリー状況

伝承館は有料の施設ですが、入場料の障害者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳を提示して入館手続きを行います。

館内には展示室と「扇の的劇場」があります。

展示室には那須与一、あるいは源平合戦、そして那須一族などに関する資料が展示されます。与一の太刀は国の重要文化財に指定されています。

「扇の的劇場」は、琵琶法師や那須与一、義経などが登場する、ロボット人形劇が楽しめる施設です。車椅子用の特別なスペースはありませんが、フラットな観覧席にスペースの余裕があるので、車椅子での観覧は可能です。屋島合戦での那須与一の活躍を紹介するプログラムで上映時間は14分間。開館時間中、原則30分毎に上映されます。

道の駅那須与一の郷

○施設の屋根は扇型

馬上の与一像が出迎える施設です。建物が6棟並びますが、各棟の屋根は扇をイメージした造形です。

道の駅那須与一の郷

施設のコピーは「郷土の誉れ那須与一」です。道の駅那須与一の郷は、道の駅としては複合型の大型施設です。

(本稿は2020年9月に執筆しました)

洗足池 大田区立勝海舟記念館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都大田区南千束、洗足池の畔に建つ有形文化財「清明文庫」をリノベーションして、2019年に「勝海舟記念館」が開館しました。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

大田区立勝海舟記念館 車椅子利用ガイド

○勝海舟と洗足池

洗足池は海舟お気に入りの場所。晩年は別荘として「洗足軒」を建て、この地に永眠することを願い、自身がデザインした墓石の下で洗足池の畔に眠っています。

海舟に関する図書の収集、閲覧、講義の開催などを目的に、昭和8年に洗足池の畔に開館したのが「清明文庫」です。この建物を増築、リノベーションして誕生したのが「大田区立勝海舟記念館」です。

大田区立勝海舟記念館 車椅子利用ガイド

○アクセス方法

洗足池駅から徒歩6分の案内です。周囲はアップダウンがある地形なので、坂道に弱い車椅子利用者は注意してください。

一般来館者用の駐車場はありませんが、障害者用駐車スペースが1台分用意されています。記念館裏側の入口にあり、予約制ではなく、空いていれば自由に利用できます。障害者用駐車スペースからは、裏口から2枚の自動ドアを通過して館内にバリアフリーに入ることができます。

大田区立勝海舟記念館 車椅子利用ガイド

○トイレはユニバーサルベッド付き

1F裏口側に障害者用トイレが1つあります。設備はフル装備で、跳ね上げ式のユニバーサルベッドがあります。長さは短いタイプで、150cm程度です。

大田区立勝海舟記念館 車椅子利用ガイド

○障害者減免制度あり

勝海舟記念館の観覧料は障害者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳を提示して、入館手続きを行います。

 

○館内のバリアフリー概要

展示室は1Fと2Fで、一般来館者は階段で移動します。増築部分にエレベーターが設置されているので、車椅子利用者はスタッフの案内に従い、エレベーターを利用して下さい。

大田区立勝海舟記念館 車椅子利用ガイド

階段以外は、車椅子で鑑賞できない決定的な段差がある展示箇所はありません。車椅子目線で見難い展示もほとんどありません。

1Fのミュージアムショップは、とても狭い売り場です。それでも空いてれば車椅子で利用可能です。

 

○1Fの見どころ

中央部にある「海舟ブレイン」は、様々な資料から海舟の残した言葉を、次から次に紹介するハイテク展示です。今回取材時、10分以上見学しましたが、同じ言葉は紹介されませんでした。全体のコンテンツ数は分かりませんが、相当な数の言葉が紹介されています。

「時の部屋」は小さな空間ですが、車椅子で利用できます。「咸臨丸」の航海を紹介するCGが壁面も利用して上映されます。今回取材時のコンテンツは、上映時間9分で見応えがありました。

 

○2Fの見どころ

海舟の胸像がある「旧貴賓室」と、講義などが行われていたホールがあります。

大田区立勝海舟記念館 車椅子利用ガイド

ホールに設置された大型ビジョンで、海舟を紹介するビデオがリピート放映されていました。車椅子で問題なく鑑賞できます。

今回取材時は3本のコンテンツが紹介されていました。海舟の人生、江戸無血開城までのヒストリー、洗足池の四季が学べました。

大田区立勝海舟記念館 車椅子利用ガイド

コンパクトなミュージアムですが「大田区立勝海舟記念館」は、バリアフリー面での配慮がある、車椅子で利用できる施設です。

(本稿は2020年8月に執筆しました)