わたらせ渓谷鐵道「列車のレストラン清流」バリアフリー情報

わたらせ渓谷鐵道の駅にある列車のレストラン「清流」は、介助歩行が可能な方なら利用できます。現地の状況を紹介します。

わたらせ渓谷鐵道の神戸(ごうど)駅内にある、特急車両を利用したレストランです。鉄道ファンには有名なお店で、観光スポットです。

列車に乗り込む箇所は段差があり、列車内は車椅子で移動できる通路幅はなく、席は固定式です。したがって車椅子に乗ったままでの食事は出来ません。介助歩行が可能な方なら、何とか利用できる施設です。

駅構内のホームにあるレストランです。アクセスはもちろん鉄道は可。神戸駅前には無料駐車場があるので、車でのアクセスも可能です。

駐車場には身障者用駐車区画の用意はありません。駐車場の路面は多少デコボコしていますが、舗装路面なので車椅子での利用は可能です。

駅舎横にトイレ棟があり、バリアフリートイレが用意されています。

小さな駅舎に入ります。出入口や床面には小さな段差がありますが、慎重に移動すれば車椅子で利用できます。駅舎からホームへ。「列車のレストラン清流」は反対側のホームに停車しています。

ホームをまたぐ陸橋は階段です。車椅子ではホームの端からスロープを利用して下り、線路上を横断してレストランへ向かいます。

介助歩行で段差を上り列車内へ入ります。席はリクライニングシートを向い合せに固定し、テーブルを据え付けています。

車両は東武特急「デラックスロマンスカー」で「けごん」として運行されていました。2両編成のレストランです。

「列車のレストラン清流」は車椅子では利用できません。介助歩行が無理な方は、観るだけの観光になります。

近隣にある「道の駅くろほね・やまびこ」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年2月の取材に基づいています)

岐阜中津川 ちこり村 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

岐阜県中津川市の「ちこり村」は野菜生産大手の「サラダコスモ」社が運営するショップ&レストラン、そして「ちこり」生産工場の見学ができる施設です。「ちこり村」は車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

最初に「ちこり」について紹介します。ヨーロッパ原産のキク科の野菜です。種イモとなる「チコリ芋」を育て、そこから育つ葉が「ちこり」です。日本で大規模にチコリの生産を行っているのは、この「ちこり村」だけということ。日本では生食されることが多いのですが、ヨーロッパでは煮る、焼く、炒めるなど、キャベツのような調理方法が主流ということです。以上「ちこり村」の工場見学で教えていただいた情報です。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

「ちこり村」は「ちこり」を屋内栽培する「ちこり生産ファーム」と、収穫後のチコリ芋から焼酎を造る「ちこちこ焼酎蔵」の2つの生産工場があり、無料で工場見学ができます。

そして農家手作り家庭料理レストラン「バーバーズダイニング」、チコリ関連商品を中心に多彩なお土産が並ぶ売店コーナー、そして栗きんとんや創作和スイーツが人気の「新杵堂」が出店しています。元々は工場ですが、大規模でかつバリアフリーな観光施設でもあります。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

場所は中津川インターチェンジの近くで、アクセスは車が便利です。無料駐車場があり、第三駐車場まで用意されます。身障者用駐車区画は施設入口前の第一駐車場に設けられています。そこから段差回避スロープを上り施設内へ入ります。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

駐車場のまわりに面白い装飾、チコリモチーフの施設などがあります。施設内に入る前に周囲を見渡すことをお薦めします。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

施設内はフラット構造で車椅子での利用に大きな問題はありません。ショップやレストランの通路幅は余裕があります。ただし団体客の利用があると、混雑して車椅子での買い物はやや苦戦するかもしれません。

施設内にバリアフリートイレが1つ用意されています。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

「ちこり生産ファーム」と「ちこちこ焼酎蔵」の工場見学は30分毎に行われます。団体利用は事前予約が必要ですが、少人数なら予約不要でその場で参加できます。所要時間は約20分です。

見学コースはフラットな通路を移動するだけなので、車椅子で参加できます。「ちこり生産ファーム」の作業を窓越しに見るコーナーがあります。この窓越しの見学は車椅子でギリギリ可能な高さと角度です。

工場見学ですが、そのほとんどはチコリの説明です。20分で「ちこり」の知識が高まります。

「ちこり村」は大規模で、面白く、バリアフリーな施設です。そして車椅子で工場見学が出来ます。

岐阜にはご当地ならではの施設「長良川うかいミュージアム」があります。別稿で紹介していますので、ご参照ください。

(本稿は2019年4月の取材に基づいています)

豊洲市場 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

豊洲市場は広いので、移動距離が長くなります。車椅子で行く見学コースの状況を紹介します。

豊洲市場

豊洲市場へのアクセスは「ゆりかもめ」の利用が最適です。ただしホームや車両が混みあうことがあるので、車椅子での乗車は時間に余裕をもって行動してください。

車利用の場合、現時点で最も近い有料駐車場は立体有料駐車場「千客万来駐車場」です。

千客万来駐車場

この駐車場の詳しい情報は、別稿「豊洲市場 江戸前場下町と千客万来駐車場 車椅子バリアフリー情報」をご覧ください。

豊洲市場は「水産仲卸売場棟」「水産卸売場棟」「青果棟」があります。アクセスはいずれの棟も「市場前駅」から繋がるデッキの利用が便利です。各棟の車椅子で見学可能なコースのバリアフリー状況を詳しく紹介します。

一般見学が可能な市場開放日は、棟により異なることがあるので、公表されている市場カレンダーで確認してください。

水産仲卸売場棟(3F)の状況です。「市場前駅」から繋がるデッキで「水産仲卸売場棟」へ向かいます。最初の入口は3F飲食店街。22店舗が入る豊洲市場最大のグルメフロアです。駅からデッキを通るルートおよび3Fグルメフロア内はバリアフリーで、車椅子での利用に問題はありません。同フロアにバリアフリートイレがあります。

豊洲市場

各店舗の車椅子利用の可否はそれぞれです。車椅子で利用しやすい広々したお店は少なく、カウンターやスペースに余裕のないテーブル席のお店が多い。人気店の行列は凄い。混雑と店内スペースの問題で、豊洲市場のグルメ店は、車椅子利用者には積極的にはお薦めできません。

水産仲卸売場棟(4F)の状況です。4Fは70店舗の物販専門店がならぶ「魚がし横丁」です。入口は棟の中央部まで進んだところ。ここまでで「市場前駅」改札からの距離は約500mになります。このフロアへの通常ルートは、3Fからエスカレーターの利用です。車椅子利用者は、入口付近にいる警備スタッフに声をかけてください。入口横にある業務用エレベーターで4Fへ上がります。4Fフロア内はバリアフリーで、バリアフリートイレは2か所にあります。ほとんどの物販店は車椅子で買い物は可能です。

水産仲卸売場棟(屋上)の状況です。水産仲卸売場棟の屋上は「屋上緑化広場」で一般開放されています。「市場前駅」からデッキを進むと、途中に屋上に上がるエレベーターがあり、車椅子で利用できます。広い水産仲卸売場棟の上を細長く続く「屋上緑化広場」です。フラットなので車椅子での散策は可能です。

豊洲市場

水産卸売場棟の状況です。デッキを通り「水産卸売場棟」まではフラットなバリアフリールートです。入口まで少し傾斜路になりますが、一般的な車椅子利用者には問題の無い傾斜角です。傾斜路の両脇には、高低2本の手すりが用意されています。ここにも飲食店街があり、22店舗が並びます。車椅子での利用は、水産仲卸売場棟3Fと同じ状況です。飲食店街の先に進むと、豊洲市場で一番有名な巨大マグロの像があります。その先はセリを見学できるデッキ。いずれもフラットで車椅子での移動、見学は可能です。見学フロア内にバリアフリートイレの用意があります。

青果棟の状況です。デッキを通り「青果棟」へ向かうルートもフラットで、車椅子での移動に問題はありません。「市場前駅」を起点にした場合、もっとも移動距離が短い棟です。2Fは1Fのセリを見学する「青果棟見学ギャラリー」です。ここもバリアフリー上の問題はありません。窓の位置は車椅子目線でも見学が出来る高さです。隣接する独立棟の1Fに店舗が4軒あり、内3店舗が飲食店です。デッキからエレベーターで下ります。店舗の混雑状況及び店内レイアウトの問題で、車椅子向きとはいえないお店です。

以上が豊洲市場見学コースのバリアフリー状況です。「市場前駅」を起点にして、全てを見学すると3km以上の移動距離になります。車椅子でのセリの見学は可能。「魚がし横丁」での買い物は可能。グルメ店での飲食は、そのお店次第です。

(本稿は2021年3月に加筆修正しました)