白金の清正公 覺林寺 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

白金の清正公 覺林寺 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

東京都港区白金台にある、加藤清正公を祀る日蓮宗の寺院です。「清正公堂」には段差解消スロープが設置されています。車椅子からみた現地の状況を紹介します。

白金の清正公 覺林寺 車椅子参拝ガイド

アクセス方法です。白金台駅と白金高輪駅の中間付近でどちらからも400mほどの距離があります。

境内に接する目黒通りは坂道で、白金台駅方面からは下り坂、白金高輪駅方面からは上り坂になります。傾斜はそれほど強くはありませんが、距離があるので車椅子では少し苦労します。元気な介助がいると助かる坂道です。

境内に駐車スペースはありますが、一般参拝者用には開放されていないようです。近隣にコインパーキングは複数個所あります。

白金の清正公 覺林寺 車椅子参拝ガイド

重々しい山門があります。以前は段差回避スロープがありましたが、今回参拝時はありませんでした。門の下には段差があるので、車椅子では通行できません。

白金の清正公 覺林寺 車椅子参拝ガイド

正面からみて左側に、車両の出入口があります。車椅子ではそこから境内へ入ります。

境内はフラットな舗装路面です。中心となる清正公堂の参拝場所は3段の上。この段差を回避するスロープがあります。しっかりとした構造で緩やかな傾斜の使いやすいスロープです。

白金の清正公 覺林寺 車椅子参拝ガイド

そして3段上の高さから、さらに社務所や堂内へ上がるスロープが伸びます。2つのスロープで段差回避するバリアフリー対策がとられています。

白金の清正公 覺林寺 車椅子参拝ガイド

清正公堂の前、境内の中央部に浄行堂があり、その下に浄行菩薩が安置されています。周囲は石ころ路面に飛び石通路で囲まれた構造で、車椅子では近づきにくい路面です。ガタゴト路面に車椅子を乗り上げて、菩薩様を浄める必要があります。

白金の清正公 覺林寺 車椅子参拝ガイド

山門の横に覺林寺の本堂、そして山手七福神の毘沙門天を祀るお堂と、お稲荷様のお堂があります。参拝所前に段差がありますが、小さな段差なので無理をすれば車椅子で乗り越えることができます。

白金の清正公 覺林寺 車椅子参拝ガイド

白金の清正公は、スロープを上がり車椅子で清正公堂にお参りが出来ます。

近隣にある歴史的建造物「公衆衛生院」を活用した複合施設「ゆかしの杜」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年5月に執筆しました)