富岡市立妙義ふるさと美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

富岡市立妙義ふるさと美術館

群馬県「富岡市立妙義ふるさと美術館」は、奇勝妙義山を眼前に見る高台に建つ、車椅子で利用できる美術館です。

開館は1994年。1983年度から2019年度まで毎年開催されていた「妙義山を描く絵画展」の入選作が展示されている美術館です。

1Fの常設展示室で多くの画家を魅了する妙義山を絵画で楽しむ。そして3Fの「展望写生室」で本物の妙義山を楽しむ。いずれも静かでゆとりのある空間です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

アクセスは車が便利です。松井田妙義ICから約2㎞の距離にある、小山の頂といった場所に建つ美術館です。景観の良い、広大な前庭があります。

富岡市立妙義ふるさと美術館

美術館エントランスの近くに、身障者用駐車スペースが1台分設定されています。

富岡市立妙義ふるさと美術館

下の写真は、妙義山、美術館、身障者用駐車スペースの構図です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

駐車場からの妙義山南側の景観。妙義山はいくつもの峰々の総称です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

駐車場の反対側からは、富岡市街方面と榛名山、赤城山方面を眺望します。上毛三山を観ることができる美術館です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

美術館のエントランスに向かいます。美術館は中心部が吹き抜け構造で、左右がシンメトリーなデザイン建築です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

エントランスは3段の段差構造で、正面左側に段差解消スロープがあります。

富岡市立妙義ふるさと美術館

傾斜角度は緩やかなスロープです。

富岡市立妙義ふるさと美術館

出入口はフラットな構造の自動ドアです。車椅子で問題なく入館できます。入口で検温、手指消毒、簡単な記帳をします。

富岡市立妙義ふるさと美術館

富岡市立妙義ふるさと美術館は入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳等を提示して減免措置を受けます。

富岡市立妙義ふるさと美術館

美術館は3フロア構造で、1Fは常設展示室と企画展示室、2Fは展示ギャラリー、3Fが展望写生室です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

バリアフリートイレは1Fにあります。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

富岡市立妙義ふるさと美術館

1Fには広々したエントランスホールがあります。妙義山側は大きなガラス窓の構造で、ソファーが置かれています。

富岡市立妙義ふるさと美術館

1Fから窓越しに観える妙義山の風景です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

常設展示室、企画展示室とも、フラットな構造でスペースに余裕がある展示室です。車椅子で観覧できます。

富岡市立妙義ふるさと美術館

中央部が階段で、その横にエレベーターが1基あります。このエレベーターは両側に扉があるタイプで、2Fと3Fでは前か後か、開閉する扉を指定できます。

富岡市立妙義ふるさと美術館

2Fの展示ギャラリーは、吹き抜け部を廻る通路の壁面に作品が展示されています。

富岡市立妙義ふるさと美術館

3Fの展望写生室は、エレベーターがある箇所以外すべてがガラス窓の展望室です。

富岡市立妙義ふるさと美術館

低い位置からガラスがあるので、車椅子で眺望を楽しめます。

富岡市立妙義ふるさと美術館

富岡市街、榛名山、赤城山方面を眺める望遠鏡が設置されています。

富岡市立妙義ふるさと美術館

眺望できる山々の名称解説版もあります。

富岡市立妙義ふるさと美術館

3F展望写生室から観た妙義山。岩肌までよく観えます。

富岡市立妙義ふるさと美術館

美術館のパンフレットには「モデルの山を間近に眺めながら絵画鑑賞ができる全国的にも珍しい施設」とあります。富岡市立妙義ふるさと美術館は、車椅子で観覧できるバリアフリーな美術館です。

近隣にある「道の駅みょうぎ」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年2月書き直しました)