東京初台のオペラシティ内、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で開催される「オープンスペース2019」。2019年5月18日から2020年3月1日までの開催です。
2019のサブタイトルは「別の見方で」。違う視点で世界や技術をとらえる企画です。ICC「オープンスペース2019」は車椅子で楽しめます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

オペラシティはバリアフリーが確保されています。初台駅から、屋内駐車場から、車椅子でアクセスできます。
ICCは4Fがエントランスです。B1や1Fから4Fに行くエレベーターは2系統なので注意してください。

4FのICCエントランスから館内に入ると、正面に受付があります。「オープンスペース」は入場無料ですが、必ず受付に立ち寄って鑑賞のガイドを受けてください。

本展では4Fに3点の作品が展示されています。

いずれも車椅子での作品鑑賞は可能です。

メインの展示室は5Fで、一般来館者は階段で移動します。

車椅子利用者は館内エレベーターの利用が案内されるので、誘導に従ってください。

エレベーターは4Fの奥、特設会場方面に1基用意されます。特設会場が使用されている時など、エレベーターの利用者による自由な利用が制限されていることもあります。

オペラシティ内に複数のトイレがありますが、ICC内のトイレは5Fにあり、バリアフリートイレが1つ用意されています。
一部期間限定展示の作品がありますが、5Fには17点の作品が展示されます。

一部の作品は観覧スペースが狭いなど、車椅子鑑賞の妨げになる展示方法がありますが、概ね一般的な車椅子利用者なら作品の鑑賞は可能です。

しかしながら注意すべき点を以下紹介します。展示16番の「ジャグラー」は、暗い室内で、大きな展示物が高速で回転し、その音が反響し、光がフラッシュ点滅して静止画のように見える展示です。そういう刺激に対して障がいのある方は注意して下さい。
2点の作品は鑑賞が事前予約制です。人気で込み合うことが多いようです。今回の取材時は、一つの作品は2時間待ちでした。
電話ボックス内にある公衆電話が鳴り、受話器を取って会話を聞く作品があります。車椅子用のボクッスではありません。今回取材時は、スタッフが受話器を取って渡してくれました。

「別の味方」を楽しむ企画、ICC「オープンスペース2019」は、車椅子で参加できます。