埼玉県羽生市の「大天白神社」は、車椅子で藤の花を楽しめる神社です。
アクセスは車が便利です。大天白神社は、幹線道路から生活道路に入った先にあります。神社の北側からアクセスしたほうが、狭い道を通らずにいけます。
無料駐車場があります。未舗装の砂利敷きの駐車スペースもありますが、車椅子ユーザーは舗装駐車場へ進んでください。そこに身障者用駐車区画が2台分用意されています。神社のトイレにはバリアフリートイレが用意されています。
神社の境内というよりはイメージは公園です。中央の噴水池を囲むようにおよそ60本の紫と白の藤棚があります。車椅子で真下を通行できる藤棚もあります。小高い山の上の藤棚や、車椅子では通行できない段差のある箇所を通る藤棚などもありますが、真下に行けないというだけで、十分に鑑賞できます。
大天白神社は安産子育ての神として有名で、子育て藤ともいわれています。広場スペースに、自由に使用できるテーブルと椅子が3~4卓あります。ふじ棚の下にもベンチがあるので、休憩しながらお花を観賞することもできます。
これだけのボリュームの藤の花を、手が届くような近さで鑑賞できるところはなかなかありません。藤の花は、匂いが強いことに、改めて気づかされます。
見ごろは例年GWの頃。大和町町内会と観光協会の共催で「大天白藤まつり」が開催されます。
(本稿は2014年5月の取材に基づいています)