神奈川県藤沢市の「新江ノ島水族館」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

片瀬江ノ島駅からはフラットな舗装路を通り水族館までアクセスできます。

車利用の場合は「片瀬海岸地下駐車場」の利用が便利です。身障者用駐車区画が4台分あり、地下からエレベーターで上ると水族館の目の前に出ます。
駐車料金の障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で駐車料金が半額に減免されます。精算前に片瀬海岸地下駐車場の管理センターで減免措置を受ける運用です。
水族館の入館料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名まで半額に減免されます。チケット売り場で障害者手帳等を提示して減免措置を受けます。

館内の5か所にあるトイレの全てにバリアフリートイレが用意されています。

館内では3つのエレベーターを利用します。
入館するとすぐにエレベーターで2Fに上がります。そこからは展示を見学しながらスロープで1Fに下りてきます。
「クラゲファンタジーホール」の先のエレベーターでまた2Fに上がります。

「オーシャンデッキ」がある2F展示コーナーを見学しながら「イルカショースタジアム」へ。そこからエレベーターで1Fへ下りると「イルカプール」と「サブプール」、B1に行くと「タッチプール」があります。
戻るときは逆に進みます。「クラゲファンタジーホール」の先が出口です。

イルカショースタジアムのバリアフリー状況です。イルカショーの車椅子用見学スペースは、通路から段差のなく利用できる最上席に用意されています。健常な介助者は、横や後ろに立ってみることになります。車椅子スペースが混んでいるときは、車椅子利用者1人に1人の介助者までで車椅子スペースを利用します。

水族館内に飲み物や軽食があるカフェはあります。江ノ島周辺の飲食店などを利用する場合は、当日に限り再入場が可能です。スタッフに手の甲にスタンプを押印していただく運用です。

新江ノ島水族館はバリアフリー施設ですが、混雑時の車椅子での水槽見学はやはり苦労します。出来れば混雑が予想される日時を避けた利用をお薦めします。
「神奈川県立辻堂海浜公園」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2019年8月に加筆修正しました)