富山県黒部市 道の駅うなづき 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

宇奈月町にある道の駅です。地ビールが楽しめる「宇奈月麦酒館」と道の駅直売所「うなづき食菜館」が営業しています。身障者用駐車スペースはうなづき食菜館の近くに設けられています。

道の駅うなづき

大型車用の駐車場内にも、身障者用駐車スペースが3台分設けられています。

道の駅うなづき

宇奈月麦酒館はビール工場、レストラン、売店がある施設です。

道の駅うなづき

国際ビール大賞を連続受賞した三種類の地ビールが自慢。立山連邦の山々から流れる黒部川の名水が使用されています。

道の駅うなづき

エントランスには段差迂回スロープが設置されています。館内にバリアフリートイレはありません。

道の駅うなづき

うなづき食菜館は地元の名産品、特産品、新鮮野菜、そして地ビールなどを販売しています。大きな店舗ではありませんが、車椅子が移動できる通路幅は確保されています。

道の駅うなづき

バリアフリートイレはトイレ棟内にあります。スペースに余裕がある個室で、シンプルな設備のトイレです。

道の駅うなづき

道の駅うなづきは、地ビールレストランと直売所がある道の駅です。

(本稿は2024年8月に執筆しました)

黒部市にある「道の駅KOKOくろべ」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

富山県黒部市 道の駅KOKOくろべ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅KOKOくろべは、2022年にオープンした道の駅です。新しい施設だけにバリアフリー。駐車場内2か所に屋根付きの身障者用駐車スペースがあり、それぞれに身障者2台とおもいやり2台、合計8台分の駐車スペースが用意されています。

道の駅KOKOくろべ

敷地内に水辺エリアとプレイエリアがあり、大勢の家族連れが遊んでいます。

道の駅KOKOくろべ

プレイエリアは傾斜を付けた高台にあります。その奥の築山に北アルプスを一望する展望台が設置されています。

道の駅KOKOくろべ

水辺エリアを取り囲む用に建物エリアが配置されています。もちろん段差のないフラットな構造です。

道の駅KOKOくろべ

バリアフリートイレは合計で3室あります。下の写真は建物内のトイレ。広い個室にウォシュレット付き便器、オストメイト装置、小型のユニバーサルベッドが備えられています。

道の駅KOKOくろべ

建物内は直売所エリア、フードコート、物販エリアがあり、いずれもフラットでスペースに余裕がある車椅子で利用しやすい構造です。木製遊具などがあるキッズエリアもあり、雨天でも子供たちが元気に遊べます。

道の駅KOKOくろべ

新しい大型施設「道の駅KOKOくろべ」は、車椅子で快適に利用できるバリアフリー施設です。

(本稿は2024年8月に執筆しました)

越中つるぎ温泉「つるぎ恋月」のバリアフリールームの情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

富山黒部漁港 魚の駅生地 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

富山県黒部市の生地(いくじ)は、北アルプスの峡谷で生れた水が湧きだす清水(しょうず)が町の各所にある「清水の里」です。車椅子で利用できる「魚の駅生地」を中心に、現地のバリアフリー状況を紹介します。

魚の駅生地は黒部漁港のすぐ近くにある施設です。2004年の開業。「JFくろべ漁業協同組合」が運営しています。旬の鮮魚や水産加工品の販売、魚メニューの食事処、足湯があるオープンテラス、無料駐車場がある施設です。テラスから黒部漁港を臨みます。

魚の駅生地

アクセスは車が便利です。40台を収容する駐車場があり、身障者用駐車区画が用意されています。オープンテラスを挟んで「とれたて館」と「できたて館」があります。施設は一段高い構造ですが段差回避スロープで上ることができます。バリアフリートイレは「できたて館」内のトイレにあります。

施設全般、車椅子での移動に困るような段差はありませんが、テラスの足湯はバリアフリー仕様ではありません。

魚の駅生地

「とれたて館」の約30%は鮮魚売り場で、黒部漁協からの新鮮な海の幸が並びます。売り場の横にはベンチ席があり、お刺身、岩牡蠣など、安くて旨い鮮魚類をその場でいただけます。小皿、割りばし、お醤油などが用意されています。

席はラフなベンチ席で、車椅子での利用はあまり想定されていませんが、なんとかなると言えば何とかなります。ご自身やご家族の障がいの状況に応じて、利用の可否を判断してください。

とれたて館内のバリアフリー状況

「できたて館」内のバリアフリー状況です。炭火焼レストラン「航海灯」は、魚介や干物を自分で焼いていただくレストランです。スペースの余裕はそれほどありませんが、店内はフラットで可動式のテーブルと椅子席なので、車椅子での利用は可能です。

もう一軒の「番屋」は3日前までに予約をして利用するお店です。店内のバリアフリー状況は、今回の取材では確認できませんでした。

生地の町は「清水ツアー」が開催されています。生地には正式に認定されている清水が18箇所あります。昏々と湧き出る地下水を、自由に利用できる清水。それを巡る清水ツアーです。18箇所を廻ると、2時間コースになるそうです。

魚の駅生地の近くにある清水は「弘法の清水」。弘法大師由来の清水で、車椅子でも立ち寄れます。ただし柄杓で湧水を飲むには、健常な介助者がいると助かる構造です。

生地の町の「清水ツアー」

生地の町は、観光地ではなく生活感のある町です。美味しい海の幸と、清らかな湧水、そしてバリアフリー拠点の「魚の駅生地」があります。

(本稿は2017年5月の取材に基づいています)

もう一つの富山の魚の名所「ひみ番屋街」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。