東京都千代田区霞が関三丁目「霞が関ビル」のグルメ街「霞ダイニング」は、車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。
1968年開業の霞が関ビル。隣接する東京倶楽部ビルは1964年の開業。半世紀前のビル2棟にまたがるグルメ街が「霞ダイニング」です。大改装されて2009年に誕生したバリアフリー施設です。特にお薦めは土曜日の利用。平日は混み合い、日曜日は多くのお店が休業です。
「霞ダイニング」は霞が関ビルの1Fです。飲食店を中心に20店舗ほどが並ぶフロアは完全フラット構造で、綺麗なバリアフリートイレがあり、エレベーターが増設されています。
多くの店舗は車椅子で利用可能です。またフロア各所にテーブルがあり自由に利用できます。混雑さえなければ車椅子で食事ができるバリアフリー飲食街です。
隣接する東京倶楽部ビルへは、バリアフリーに横移動が可能です。東京倶楽部ビルはフロア面積こそ狭くなりますが、1Fから3Fが飲食街です。エレベーターはあります。1Fから3Fまで、全フロアにバリアフリートイレがあります。ほとんどの店舗は、一般的な車椅子なら利用可能です。土曜日の営業店舗は半分程度で、日曜日の営業店舗はごく一部です。
霞が関ビルは、地下鉄駅とは直結していません。車で利用した場合、霞が関ビルの地下駐車場は平日は3,000円以上の利用からの駐車サービスですが、土日は店舗の利用さえあれば2時間無料になります。例えば、CVSでコーヒーだけを買い、駐車券を提示すると、2時間無料券が発行されます。
霞が関ビルの地下駐車場は、身障者用駐車区画の設定が普通ではありません。地下駐車場に降ると、一般車はB2へと表示がありますが、障がい者はB1へというサインがあります。B1は搬入車両用の業務用スペースですが、駐車券をとりゲートを通り抜けてください。B1の駐車場を半周した先に、6台分の身障者用駐車区画があります。
ここから館内へ入ると一基だけエレベーターがあります。B1から36Fまでの各階停止エレベーターです。これを利用して目的階に車椅子で移動します。
昭和40年に着工し3年の歳月をかけた霞が関ビルの総工費は163億円。建設のために開発した技術で取得した特許は40件。当時36階にあった有料展望台の「パノラマ36」が大盛況で、ビル事業として開業初年度から黒字を計上したそうです。
歴史ある日本初の高層ビルですが、「霞が関ビル」のグルメ街「霞ダイニング」は、大改装された車椅子で利用できるバリアフリーなグルメ街です。
近隣の商業施設「赤坂インターシティAIR」を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2017年10月の取材に基づいています)