埼玉県比企郡小川町にある道の駅です。核施設は「埼玉伝統工芸会館」。他に農産物直売所、食事処、物産館などで構成されます。
1990年に埼玉伝統工芸会館が開館。道の駅に登録されたのが1993年です。その後施設の老朽化が進み、2010年代から各施設内でリニューアルが行われてきましたが、2019年に小川町は「道の駅おがわまち」を大規模再開発することを決定。民間活力を導入した再整備計画の検討が始まりました。現時点では再整備計画の全貌は公表されていませんが、当初の予定では2023年頃のグランドオープンを目指していました。本稿で紹介するのは2021年現在の状況です。

現状では施設全般が老朽化していますが、それでも車椅子で利用できない決定的な問題はありません。
約100台を収容する駐車場は、施設内の道路を渡った側にあります。

身障者用駐車スペースは、施設側のエリアに2台分、駐車場内に2台分、合計4台分が用意されています。

広い中庭を囲むように3棟が建つ構造です。身障者用駐車スペースから段差解消箇所を通り施設の中庭に上がります。中庭は小さなデコボコがある路面ですがフラットな舗装路面なので、車椅子で各棟へ移動することができます。

駐車場側から中庭を見て、左が「イベントホール」、正面が「埼玉伝統工芸会館」、右が「農産物直売・食事処」です。バリアフリートイレは、独立トイレ棟と各棟内にそれぞれ用意されています。
「イベントホール」では、季節毎にクラフト展などが開催されます。
「農産物直売所」の出入口は手動ドアです。段差のない構造ですが、店内通路が部分的に狭い箇所があり、そこを避けながら車椅子で買い物をするお店です。地元の生産農家は約100人。旬のもの、珍しいキノコなどが販売されています。総菜、お菓子、地酒も豊富に用意されています。

同じ棟内で営業する「麺工房かたくり」は、そばとうどんが自慢の食事処。半分は小間上がり席で、残り半分は一般的なテーブル席。水やお茶は自分で用意するセミセルフ方式。動かしにくい巨大な長椅子もありますが、席を選べれば車椅子での利用は可能です。
下の写真は、この棟内のバリアフリートイレです。

スペースは一般的なサイズで、まだ新しいウォシュレット付き便器が備えられています。

「埼玉伝統工芸会館」は有料施設でしたが、2021年4月から無料になりました。

展示室では雛人形など埼玉県指定の伝統的手工芸品が展示されています。

奥には特別企画展室があります。いずれも車椅子での見学は可能です。もっとも広いスペースなのは和紙工房で、和紙製作の実演見学や体験ができます。このスペースは、機材が置かれているので、車椅子では移動できない箇所もあります。

埼玉伝統工芸会館の出入口付近にある物産館「工芸の里物産館」は、無料で利用できる土産屋です。和紙の加工品などが人気です。

この棟にもバリアフリートイレがあります。

新しいウォシュレット付き便器です。

24時間トイレ棟です。この付近の路面は、少しデコボコがあります。

トイレ棟のバリアフリートイレです。ここも便器は新しいウォシュレット付きです。

開業から30年が経過していますが、「道の駅おがわまち」は車椅子で利用できる施設です。
(本稿は2021年8月に加筆修正しました)