ベニズワイガニで有名な新潟県糸魚川市の能生(のう)には、車椅子で利用できる道の駅があり、「かにや横丁」で美味しいカニを味わうことが出来ます。現地のバリアフリー状況を紹介します。
道の駅マリンドリーム能生は、能生漁港の隣接地にある道の駅です。駐車場は5か所あり、総収容台数は465台と公表されています。施設近くに身障者用駐車区画があります。
もっとも大きな建物は2フロア構造の「マリンドリーム本館」で、レストランやショップが入ります。海沿いは広い公園スペースで、アスレチック広場もあります。
「かにや横丁」は屋外の長屋風の施設です。その横には「鮮魚センター」が並び、3軒の鮮魚店が出店しています。さらにその先に、カニをいただく専用施設「かにカニ館」があります。
バリアフリートイレは「マリンドリーム本館」内と、「かにカニ館」近くの独立棟トイレ、アスレチック広場の独立棟トイレにあります。全体的にバリアフリーで、車椅子で利用しやすい施設です。

かにや横丁の利用方法です。蟹漁の漁師さんが出店する「かにや横丁」は全8軒。店名は宝寿丸、長福丸など、漁船名です。「かにや横丁」のお店は、販売台をガラガラ押して、定期的に場所が入れ替わるそうです。
名産はベニズワイガニ。「かにや横丁」は禁漁期間の1月2月を除き営業です。水温が通年変わらない深海にすむズワイガニには、旬の季節は特にないということです。
嬉しいのはおまけをつけてくれること。今回、2千円のカニを1杯買ったら、1千円のカニを二杯と、むき身がいっぱい入った甲羅が一枚おまけでした。カニの総量としては、2千円のカニの3倍くらいになりました。
その場で食べるというと、カニは小さな洗い桶のような入れ物に入れられます。ハサミと、カニをほじくる蟹フォークも一緒に貸してもらえます。

この桶を持って好きなところでいただきます。お店の前のベンチ、海沿いの公園ゾーン、そして「かにカニ館」は手洗いがある蟹を食べるための施設です。
好きなところで食べればいいのですが、健常者が同行していない場合、車椅子で桶を持ちながらの移動になるので、この点はご注意ください。
浜ゆでの冷凍されていないカニをイメージしますが、ベニズワイガニは食品衛生法で必ず冷凍することが義務付けられています。そのため「かにや横丁」の蟹は、獲れたての新鮮なカニですが、全て解凍品です。

マリンドリーム本館のバリアフリー状況です。マリンドリーム本館は車椅子で利用できる施設です。館内フロアはフラットでスペースに余裕があり、エレベーターで上下階移動ができます。
レストランと食事処が計4軒、売店とCVSが入ります。今回取材時は、館内に屋台が出店していました。
公園のバリアフリー状況です。海沿いの公園スペースからは、美しい日本海を眺めることが出来ます。アーツ系オブジェもあり、無理のない範囲なら車椅子で散策できます。

道の駅マリンドリーム能生は、車椅子で利用できるバリアフリー施設です。かにや横丁で美味しいカニを買って、好きな場所でいただけます。
(本稿は2017年5月の取材に基づいています)