車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

「ちこり村」は野菜生産大手の「サラダコスモ」社が運営するショップ&レストラン、そして「ちこり」生産工場の見学ができる施設です。

「ちこり村」は車椅子で利用可。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

本稿は2019年4月の取材に基づいています。

 

○「ちこり」の紹介

ヨーロッパ原産のキク科の野菜です。種イモとなる「チコリ芋」を育て、そこから育つ葉が「ちこり」です。日本で大規模にチコリの生産を行っているのは、この「ちこり村」だけ。日本では生食されることが多いのですが、ヨーロッパでは煮る、焼く、炒めるなど、キャベツのような調理方法が主流ということです。

以上「ちこり村」の工場見学で教えていただいた情報です。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

○「ちこり村」の概要

「ちこり村」は「ちこり」を屋内栽培する「ちこり生産ファーム」と、収穫後のチコリ芋から焼酎を造る「ちこちこ焼酎蔵」の2つの生産工場があり、無料で工場見学ができます。

そして農家手作り家庭料理レストラン「バーバーズダイニング」、チコリ関連商品を中心に多彩なお土産が並ぶ売店コーナー、そして栗きんとんや創作和スイーツが人気の「新杵

堂」が出店しています。

元々は工場ですが、大規模でかつバリアフリーな観光施設でもあります。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

○障害者駐車区画は第一駐車場にあり

場所は中津川インターチェンジの近く。アクセスは車が便利です。無料駐車場があり、第三駐車場まで用意されます。

障害者用駐車区画は施設入口前の第一駐車場に用意されます。

そこから段差回避スロープを上り施設内へ入ります。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

○駐車場の周囲にはチコリのオブジェが

面白い装飾、チコリモチーフの施設などがあります。施設内に入る前に周囲を見渡すことをお薦めします。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

○施設内はバリアフリー

施設内はフラット構造で車椅子での利用に大きな問題はありません。ショップやレストランの通路幅は余裕があります。ただし売店で団体客の利用とまともにかち合うと、混雑して車椅子での買いものは苦戦するかもしれません。

施設内に障害者用トイレが1つ用意されています。

車椅子で行く岐阜中津川 ちこり村 バリアフリー情報

○工場見学は30分毎に出発

「ちこり生産ファーム」と「ちこちこ焼酎蔵」の工場見学は30分毎に行われます。団体利用は事前予約が必要ですが、少人数なら予約不要でその場で参加できます。所要時間は約20分です。

見学コースはフラットな通路を移動するだけなので、車椅子で参加できます。「ちこり生産ファーム」の作業を窓越しに見るコーナーがあります。この窓越しの見学は車椅子でギリギリ可能な高さと角度です。

工場見学ですが、そのほとんどはチコリの説明です。20分で「ちこり」の知識が高まります。

 

「ちこり村」は大規模で、面白く、バリアフリーな施設です。そして車椅子で工場見学が出来ます。

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

岐阜を代表する景勝地「恵那峡」を眺望する「かんぽの宿恵那」には、バリアフリールームが用意されています。現地の状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年4月の取材に基づいています。

 

○バリアフリールームは2室

用意されているバリアフリールームは4Fに2室です。部屋のタイプは同じでツインルーム。エクストラベッドを入れて最大3人まで宿泊可能です。

部屋の出入口は引き戸。バリアフリータイプのバス&トイレ。洗面台は独立して設置されます。

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

ホテル全体のバリアフリー状況を紹介します。

 

○地下駐車場から入館

アクセスは車が便利。地下駐車場がある構造です。駐車場には障害者用駐車区画の用意が有ります。雨天でも濡れずにホテルに入ることが出来ます。

駐車場から直結するのはB1。大浴場があるフロアで日帰り温泉としても営業しています。

 

○フロントは1F

B1フロアからは2系統のエレベーターがあります。

フロントは1F。各フロア内に段差構造の箇所はなく、車椅子での移動に大きな問題はありません。

1Fのショップコーナーはスペースに余裕があり、車椅子で利用しやすい構造です。

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

○電動ベッドを導入

チェックインしてお部屋へ。宿泊フロアへのエレベーターは1系統2基。エレベーターのサイズは標準で、大型の車椅子でも入ります。

お部屋のベッドはフル装備の電動ベッドが1台。今回宿泊した部屋では、もう1台のベッドも上半身部だけ電動するタイプでした。

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

○小間上がり畳スペース有り

室内には車椅子と同じ高さの小間上がり畳スペースがあります。利用出来る人は、足を伸ばして和のくつろぎを楽しむことが出来ます。

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

○天井走行リフトあり

バリアフリールームは天井走行リフトがあり、ベッド、トイレ、バスの動線をカバーします。

バスのお湯は温泉ではありません。別に予約制の家族風呂があります。

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

○部屋からの眺望

部屋には大きな窓、バルコニーがあり、恵那峡を臨みます。

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

車椅子で宿泊 かんぽの宿恵那 バリアフリー情報

○パブリックスペースのバリアフリー状況

夕食・朝食の会場は、スペースにゆとりがあるフラット構造の可動式テーブル席。車椅子で利用できます。

大浴場は車椅子のための特別な設備はありませんが、無駄な段差のないバリアフリー構造です。

男女別風呂の入口に浴場内用の車椅子が用意されています。お風呂で車椅子を乗り換えて、そのまま浴場内へ入り、車椅子のまま体を洗う運用です。

浴場の洗い場には、車椅子と同じ高さの小間上がりのようなスペースがあります。利用出来る人には便利な洗い場です。

 

「かんぽの宿恵那」は車椅子で利用しやすい施設です。バリアフリールームには、歩行は困難ですが座位はとれる方には使いやすい、小間上がりスペースが用意されています。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

地球回廊は200mの地下トンネル内に、地球誕生からの46億年の歴史が展示解説されるユニークな施設です。トンネル内に段差はなく車椅子で見学可能。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年4月の取材に基づいています。

 

○市民公園内の施設

地球回廊は「瑞浪市民公園」内にある施設です。市民公園内には子供向け科学館「サイエンスワールド」、地元出身の彫刻家「市之瀬廣太記念美術館」、「陶磁資料館」、体育館、野球場、テニスコートなどがあります。

瑞浪市の「瑞浪層群」地層からは数多く化石が発見されています。地球回廊は「デスモスチルス」の化石が発見されたことを記念した施設。公園内には他に「化石博物館」があります。

 

○駐車場の状況

アクセスは車が便利。市民公園内には3カ所無料駐車場があります。地球回廊に近い一般駐車場は「市之瀬廣太記念美術館」の手前にある駐車場です。障害者用駐車区画の用意があり、地球回廊の入口までは80mほどの距離です。

さらに奥に進むと「市之瀬廣太記念美術館」敷地内の裏側が、障害者専用駐車スペースになっています。区画が曖昧な駐車スペースで、10台程度は駐車可能です。ここからなら地球回廊の入口まで50mほどの距離です。ただし駐車場の出入口は短い傾斜路面です。

 

○障害者減免有り

駐車場から地球回廊の入口まではすべて舗装路です。入口に受付があります。地球回廊の入館料は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で入館手続きを行ってください。

障害者用トイレは受付の先、回廊入口の手前にあります。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

○光のトンネルを進む

地球回廊は第二次世界大戦時に掘られた地下壕を利用した施設です。床面はフラットで車椅子が躓くような箇所はありません。

低廉な入館料金の施設ですが、展示解説は凝った演出です。最初の導入展示は「光のトンネル」。そして「地球史を飾った生物たち」「地球の誕生」「古代の海は生命を宿した」と展示が続きます。ここまでが最初のストレートなトンネルゾーンです。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

○恐竜の世界へ

地下トンネルはこの先でロの字型にまわります。このスペースは恐竜が主役。「生命の陸上への進出」「恐竜の楽園」「息づく恐竜トリケラトプス」「デスモスチルスのジオラマ」と展示が続きます。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

○人類の時代へ

恐竜が絶滅した先は「ほ乳類そして人類の時代へ」「日本列島ひとまたぎ」と展示が続きます。ここまで車椅子での見学に大きな問題はありません。

 

○ハイビジョンスペースは車椅子席なし

そして地下トンネルは、出口に向かうストレートになります。そこにあるのは「ハイビジョンスペース」。地球誕生の歴史を解説する番組が放映されます。

ハイビジョンスペースは階段式の席で車椅子用の特別なスペースはありません。車椅子では最前列から見ることになります。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

○出口へ

ハイビジョンを見た先は最後の展示「生きている地球」です。そのままトンネルを出て見学は終了です。受付のすぐ横に出ます。

 

「瑞浪市地球回廊」は、車椅子で200mの地下トンネルを通ります。あまり混雑することはない、バリアフリーな科学施設です。