道の駅しもごう 車椅子で行く福島観光バリアフリー情報

福島県下郷町の「道の駅しもごう」は、周辺には何もない山の中にあります。南会津の玄関口となる道の駅。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年4月の取材に基づいています。

○国道から少し外れる

国道289号線、通称「甲子道路」にある道の駅。郡山ICと大内宿の中間になります。したがって東北自動車道を起点に見ると南会津の玄関口にあります。

現在「甲子道路」はバイパス化改良工事の最中。整備が完了した区間は、2車線の素晴らしく走りやすいバイパスに進化しています。

その国道から少し外れた、道の駅への入路の先に「道の駅しもごう」はあります。

○障害者用駐車区画は屋根付き

2009年に開業した道の駅です。

2010年代の設計に比べると少し見劣りしますが、問題のないバリアフリー設計。障害者用駐車スペースは1台分ですが、屋根付きです。

そこから直結する障害者用トイレは、綺麗で広くてウォシュレット付き。見た目よりもバリアフリー設計が進んでいる道の駅です。

道の駅しもごう

○施設は小ぶりで通路は狭い

施設の構成は、産直ショップとお土産コーナー、食事処、観光案内コーナーなど。一般的な道の駅の構成です。

敷地は広いのですが、施設建物は小ぶり。ショップや食事処は面積的には狭いお店です。店内通路も余裕はなく、車椅子での回遊はギリギリ。それでも空いていれば問題なく車椅子で利用できます。

狭い店舗ですが品揃えは豊富。地元の産物、名産品、地酒など、数多くの商品が並びます。

食事処は地産地消のお蕎麦や地鶏が自慢。立ち寄る価値のある道の駅です。

道の駅しもごう

○愛称はEmatto

道の駅の案内表示には「道の駅しもごう Ematto」と表記。「エマット」とカナ標記されている場合もあります。

何のことかと思いましたが「えまっと」とはこの地の方言で「もっと」という意味。それを道の駅の愛称に用いているそうです。Emattoという案内があっても、道の駅のことです。

○周辺には何もない

道の駅から見える限り、山と道路しか見えません。キャッチコピーは、大自然の中で「ゆとり」と「くつろぎ」を満喫。まさにその通りの立地です。周辺には他に休憩施設はありません。

写真愛好家に人気の撮影ポイントです。会津山脈の雄大な景観を車椅子で楽しむことができます。

道の駅ふくしま東和 車椅子で行く福島観光バリアフリー情報

福島県二本松市の「道の駅ふくしま東和」は、施設屋内にも綺麗な障害者用トイレがある3棟構成の道の駅です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年4月の取材に基づいています。

○旧東和町の観光施設

障害者用駐車区画のブルーが鮮やかな道の駅です。ここは福島県中通り北部。阿武隈山系の西斜面。国道沿いです。

2000年に「あぶくま館」として開館。2004年に道の駅登録。名称は町名を入れて「ふくしま東和」へ。「あぶくま館」は愛称になりました。

道の駅ふくしま東和

○問題なく、バリアフリー

2000年の建物なので、基本設計は段差が全くない完全バリアフリーではありませんが、車椅子での利用に大きな問題はない道の駅です。

道の駅ふくしま東和

独立したトイレ棟があるので、障害者用トイレはそこだけかと思いましたが、ショップ棟の中にも障害者用トイレがありました。2000年の施設としては、先駆的な設計です。

道の駅ふくしま東和

○よくみると3棟構成

「道の駅ふくしま東和」の敷地は正方形に近く、国道から見る印象よりも奥行きがあります。

障害者用駐車スペースから見ると、ショップ棟とトイレ棟の2棟施設に見えますが、この2棟の奥に食事処などが入る第3棟があります。

第3棟の横には第二駐車場まである構成。建物のデザインは統一されています。

予約制の漬物加工室、予約制の会議室も併設。産直、お土産、食事、体験、地域コミュニティと、道の駅の一般的な機能を有した施設です。

道の駅ふくしま東和

○特産品はリンゴとサクランボ

阿武隈山系の恵みを楽しむ道の駅です。

今回は4月の取材のため旬の時期が合いませんでしたが、リンゴとサクランボが特産ということ。もちろんリンゴは販売されていました。

夏場は各種の地産野菜や山菜、キノコが美味しいそうです。

 

○イベントに熱心な地区

道の駅の観光案内では「ロードレース大会」「カヌー大会」などの大きなイベントの開催が紹介されています。自然を活かしたイベントに熱心な地区。イベント開催時はこの道の駅が、拠点として機能します。

 

○変りジェラートが自慢

駐車場に面して、屋外対面販売方式のジェラートショップがあります。メニューをみると、桑の葉、からし、さくら・・・、など見慣れない商品の案内も。地物素材を工夫して商品化しています。

道の駅ふくしま東和

○近隣には「中島の地蔵桜」「愛蔵寺の護摩桜」

福島県は桜の名所。「道の駅ふくしま東和」近隣のブランド桜としては「中島の地蔵桜」と「愛蔵寺の護摩桜」があります。

車椅子で両桜に出向きましたが、残念ながら車椅子での鑑賞には、かなりの無理が必要です。本稿では詳細は省略しますが「中島の地蔵桜」と「愛蔵寺の護摩桜」の車椅子での鑑賞は、積極的にはお薦めしません。

豊かな自然にいだかれた旧東和町の道の駅。道の駅の車椅子での利用に大きな問題はありません。

道の駅ひらた しばざくらの里 車椅子で行く福島観光バリアフリー情報

福島県平田村の「道の駅ひらた」は、 屋根付き駐車スペースがあり、トイレが綺麗な道の駅です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年4月の取材に基づいています。

○先進と旧態が共存する施設

あぶくま高原自動車道の平田ICにある道の駅。道の駅登録は2009年です。

おおよそ開業年代で道の駅のバリアフリーレベルは見当がつくものですが、「道の駅ひらた」はその点で不思議な施設です。

駐車場とトイレは先進のバリアフリー施設。

産直ショップと食事処の内部は、かなり古い設備です。

そして建物外見は今どきのデザインです。

道の駅ひらた しばざくらの里

○トイレは最先端

先進のトイレがあるのはショップとは別棟の「情報館」。国土交通省による道路情報提供施設と案内されています。障害者トイレは広くてとても綺麗です。一般的な車椅子利用者なら快適に利用できます。

「情報館」は道路情報だけではなく、各種観光パンフレットも置かれています。

また屋内自由休憩室でもあり、フリーテーブルで飲食が可能です。面白いのは靴を脱いで利用する「小間上がり」スペースがあること。車椅子利用者には無縁ですが、お座敷で休憩する文化が根強いようです。

 

○障害者用駐車スペースは屋根付き

障害者用駐車スペースは3台分。施設前の屋根付き駐車場です。ただし屋根は駐車場の上だけで、施設までの動線は屋根無し。それでも立派な駐車スペースです。

道の駅ひらた しばざくらの里

○ショップ棟外観は新しい

産直ショップと食事処が入るショップ棟。芝生の前庭があり、テーブルやベンチが置かれ自由に利用できます。建物上部には「道の駅ひらた」と大きな看板塔。最近の道の駅でよくある手法です。外観は2010年代の道の駅です。

道の駅ひらた しばざくらの里

○ショップは狭く内装は経年劣化

ショップ棟の中に入ると、雰囲気は10年古くなります。産直ショップ内の通路は狭く、食事処は昔ながらの食券セルフサービス。なにより内装全般の経年劣化が目立ちます。

○地産地消、阿武隈高原の恵み

産直ショップ、食事処とも、地場産の美味しいものが自慢。阿武隈高原の恵みがいっぱいです。

産直ショップには、年間で120種類の平田村の産物が並ぶそうです。

食事処は地粉100%の手打ち蕎麦が自慢です。

 

○芝桜は「ジュピアランドひらた」

施設名のサブにつく「しばざくらの里」は、近隣にある観光施設「ジュピアランドひらた」が由来。4月末から5月中旬ごろ、14万株の芝桜が咲く施設です。ゴールデンウィークが観光のピーク。お出かけの際には混雑に注意してください。

自然の恵みをいっぱい感じることが出来る施設です。トイレは綺麗。車椅子で気持ち良く利用できます。