茂原市の由来 日蓮宗藻源寺 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

千葉県茂原市の「藻源寺」は、1276年創建の古寺です。山門の前には、日蓮聖人の大銅像の頭部が仮安置されています。高さ25mの白い山門は茂原のシンボル。そして茂原の地名の由来になった寺といわれています。車椅子でお参りをして確認した、藻源寺のバリアフリー状況を紹介します。

日蓮宗藻源寺 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

アクセスは車が便利です。未舗装の広い駐車場が用意されています。砂利路面ですが、それほどデコボコは激しくありません。この駐車場に日蓮聖人の大銅像の頭部が仮安置されています。

日蓮宗藻源寺 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

駐車場から境内への入口に建つのは「総門」です。段差なく車椅子でくぐることが出来ます。

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その先に寺務所があります。その手前に日蓮聖人大銅像のミニチュアが建立されています。このようなお姿で高さ32mの大銅像が裏山に建立する計画です。山の高さを加えた高さは40mを超えます。

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最も目立つ白い塔は山門です。多宝塔式の「戒壇塚」です。この門は段差があり、車椅子ではくぐることはできません。

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門の中には仁王様がいらっしゃいます。

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山門の先にあるのは本堂である「大堂」です。「祖師堂」とも呼ばれます。日蓮聖人の御影が祀られています。本堂は階段構造で、車椅子でのお参りは段の手前からです。

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本堂の横には石像の「釈迦如来立像」が鎮座しています。

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本堂の並びある鐘楼堂は1688年の建立です。その手前には現代的なデザインの子育観音が鎮座しています。

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本堂と赤い渡り廊下でつながる「華経殿」は、正面からは階段の上です。車椅子ではお参りできません。

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釈迦如来坐像、多宝如来坐像を祀る「仏殿」は、段差はありません。建物入口前までは車椅子で行くことができます。

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日蓮聖人の大銅像は、資金難で建立が進まない状況です。現在も浄財を募集しています。仮安置場にはライトアップ設備があります。確認出来ていませんが、夜間はライトアップされるのかもしれません。

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車椅子では、全てはお参り出来ませんが、藻源寺は見どころの多い古寺です。

(本稿は2020年7月に執筆しました)

千葉の桜の名所 茂原公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県茂原市の「茂原公園」は、桜とツツジの名所で、美術館と郷土資料館がある憩いの空間です。そしてコツをつかめば車椅子で散策できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

茂原公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

昭和初期に開設された歴史ある公園です。茂原駅からは約2kmの距離。アクセスは車が便利です。来園者用の駐車場は、国道128号線沿いの公園の東側にあります。第一駐車場には身障者用駐車区画が3台分用意されています。

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ここからそれほど急ではない傾斜路を上がり公園内にアクセスできます。

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他に公園の西側にある美術館・郷土資料館の裏側が、身障者や高齢者用の駐車場になっています。アクセスルートは住宅街を通る分かりにくい道ですが、分岐点には案内標識があります。美術館・郷土資料館を利用するなら、この駐車場の利用が便利です。

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園内の道表山の山頂方面は階段路で、車椅子では行くことができません。桜の名所である「弁天湖」の周囲は車椅子で散策可能です。

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湖の北側の散策路は全面的に舗装されています。

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そのまま第一広場、第二広場方面まで続きます。

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南側の散策路は、舗装路面が部分的です。ところどころ車椅子がガタゴトする未舗装路面になります。湖の中心に弁天様の祠があります。

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そこにかかる「弁天橋」は、車椅子で通行できます。弁天様は車椅子でお参りできます。

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弁天様の祠の横には、五月みどりさんの自筆で「生涯青春」と刻まれた、ハートの石碑が建っています。

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茂原市立美術館と郷土資料館のバリアフリー状況を紹介します。公園の西側の高台に建つ施設です。

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「弁天湖」方面から徒歩でアクセスすると、最後に上り坂があります。第一駐車場に車を停めた場合は、前出の美術館裏側の身障者用駐車場に車で移動すると、坂道を避けることができます。

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エントランス前は階段ですが、段差回避スロープがあります。

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館内は2フロア構造で、1Fに美術展示室が2室と郷土資料館1室があります。2Fは市民ギャラリーです。

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館内はバリアフリー仕様で、美術館、郷土資料館ともに車椅子で問題なく観覧できます。

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バリアフリートイレは1Fに1つ用意されています。設備的にはシンプルなトイレですが、綺麗に清掃されています。展示室内だけではなく、1Fロビーには、複数の美術品が展示されています。

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茂原市立美術館・郷土資料館は1996年に開館しました。美術館と郷土資料館の複合施設は、全国でも珍しいということです。

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茂原公園は北側散策路が舗装されています。美術館・郷土資料館はバリアフリー施設です。

(本稿は2020年7月に執筆しました)

千葉県古代のお墓 長柄横穴群 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

国指定文化財「史跡長柄横穴群」は、千葉県長柄町にある古代のお墓です。横穴は36基あり、2003年から本格的な保存整備が進められ、2010年には資料館が開館しました。

横穴群は山の傾斜地にあるため、車椅子での見学は簡単ではありません。しかし資料館はバリアフリー仕様で、綺麗なバリアフリートイレが用意されています。車椅子からみた現地の状況を紹介します。

現地へのアクセスは車です。車線がある一般道から横道に入ると、狭い舗装路になります。多くの個所で車のすれ違いができません。対向車に注意しながら車を進めます。「史跡長柄横穴群」は、まったく観光地化されていない山中にあります。

狭い舗装路を進むと、資料館があります。その前が駐車場で、身障者用駐車区画があります。駐車場はフラットな舗装路面で、車椅子で問題なく乗降できます。

長柄横穴群 バリアフリー情報

横穴は4つのエリアで発見されています。このうち「第一支群」は見学ができるように整備されています。

長柄横穴群 バリアフリー情報

ただしかなりの傾斜がある未舗装の坂道を上がります。一般的な車椅子利用者は、通行出来ません。駐車場の横から、傾斜路の先を見上げての見学になります。

長柄横穴群 バリアフリー情報

資料館を中心に、その一帯が公園として整備されました。広場があり、なかにベンチテーブルがあり、広場の周囲は舗装散策路です。ただし手入れされていないので、今回取材時の状況では、公園として利用するのは難しい状況でした。園内には「イノシシに注意」という看板があります。

資料館は通常は無人で、鍵が閉まっています。資料館を見学したいときは、入口にあるインターフォンで連絡します。するとスタッフが来て開錠します。現地の案内では「5分お待ちください」となっています。長柄横穴群は「高壇式」と呼ばれる「玄室」が一段高い位置にある、珍しい構造が特徴です。

長柄横穴群 バリアフリー情報

資料館には外向きのトイレがあり、バリアフリートイレが1つ用意されています。トイレは開錠されていて使用できました。

長柄横穴群 バリアフリー情報

車椅子で無理なく移動できる範囲で、周辺の舗装路を散策しました。広場の周囲の舗装散策路から「第三支群」と思われる横穴が、遠目で見えました。

長柄横穴群 バリアフリー情報

長柄横穴群に資料館周辺はバリアフリー仕様です。ただし横穴の見学は、車椅子では困難です。

(本稿は2020年7月に執筆しました)