ながら太陽ファアームキッチン&カフェ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県長柄町にある「地産地消と地域貢献」を掲げるお店です。キッチンのメニューは「ながら長生き味噌」を使った「長生き発酵プレート」他。カフェは本格的な日本茶が楽しめるお店で、味噌やお茶を販売するコーナーが併設されています。キッチン、カフェともに車椅子で利用できるバリアフリーなお店です。

ながら太陽ファアームキッチン&カフェ

アクセスは車が便利。来店者用の広い駐車場が用意されています。身障者用駐車スペースの設定はありませんが、乗降しやすい場所に駐車すれば問題なく車椅子で利用できます。

ながら太陽ファアームキッチン&カフェ

バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

ながら太陽ファアームキッチン&カフェ

太陽ファアームキッチン&カフェは、健康的で新鮮な地元の味が楽しめるお店です。

(本稿は2024年4月に執筆しました)

「産直広場太陽」などがある「ながら太陽ファーム」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

長柄町の農業複合施設 ながら太陽ファーム 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県長柄町の「太陽建設(株)」が運営する、農場、蕎麦処、農産物直売所などがある農業複合施設です。「長柄町の豊かな自然を未来に残すため」に、自社や町内の農家が育てた農産物を販売、加工、あるいは調理をして商品化する、農業の六次化事業が行われています。

2020年に「産直広場太陽」がオープンしました。車椅子で利用できるバリアフリー店舗です。

ながら太陽ファーム

傾斜地にある施設で、入口に近い低い位置に「アイガモ農法の水田」と「観光ブルーベリー農園」、少し離れた場所に「産直広場太陽」、その上に蕎麦処「ながら長生庵」、更に上に「そば畑・農園」、最高地点に「長生き展望台」があります。この高低差がある敷地内に駐車場が4か所用意されています。

ながら太陽ファーム

「産直広場太陽」は段差の無い構造です。店舗前駐車場からフラットな舗装路面を通り出入口に向かいます。

ながら太陽ファーム

出入口は幅広い自動ドアです。店内の通路は広く、車椅子で移動できる十分な幅があります。「産直広場太陽」は車椅子で買い物ができるお店です。店内にはファームや町内の農家が育てた農産物、加工品が並びます。店舗の横には、ソフトクリームなどを販売する売店があります。

ながら太陽ファーム

「産直広場太陽」の横に別棟でトイレ棟があります。このトイレは一般トイレのみでバリアフリートイレはありません。

ながら太陽ファーム

バリアフリートイレは「観光ブルーベリー農園」の高さから、一段高い位置の駐車場にあるトイレ棟に用意されています。

ながら太陽ファーム

スペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

ながら太陽ファーム

2013年に開店した蕎麦処「ながら長生庵」は、バリアフリートイレがある駐車場からの階段ルートがありますが、「ながら長生庵」の横にも駐車場があり、駐車場からはフラットにエントランスへ移動できます。「ながら長生庵」は座敷席もありますが、可動式テーブル席があるお店です。駐車場と席を選べば、車椅子で利用できます。

ながら太陽ファーム

最高地点にある「長生き展望台」へは、車で移動します。展望台の近くに駐車場があります。

ながら太陽ファーム展望台は5段の階段があります。スロープは無く、車椅子では上ることが出来ません。

ながら太陽ファーム

なんらかの方法で展望台に上がることが出来れば、展望台自体はフラットなウッドデッキ構造です。

ながら太陽ファーム

「長生き展望台」から、房総半島の里山の自然を見渡すことができます。

ながら太陽ファーム

「ながら太陽ファーム」は民間企業が地域貢献事業として運営する農業複合施設です。農産物直売所と蕎麦処は、車椅子で利用できます。

(本稿は2022年7月に執筆しました)

千葉県古代のお墓 長柄横穴群 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

国指定文化財「史跡長柄横穴群」は、千葉県長柄町にある古代のお墓です。横穴は36基あり、2003年から本格的な保存整備が進められ、2010年には資料館が開館しました。

横穴群は山の傾斜地にあるため、車椅子での見学は簡単ではありません。しかし資料館はバリアフリー仕様で、綺麗なバリアフリートイレが用意されています。車椅子からみた現地の状況を紹介します。

現地へのアクセスは車です。車線がある一般道から横道に入ると、狭い舗装路になります。多くの個所で車のすれ違いができません。対向車に注意しながら車を進めます。「史跡長柄横穴群」は、まったく観光地化されていない山中にあります。

狭い舗装路を進むと、資料館があります。その前が駐車場で、身障者用駐車区画があります。駐車場はフラットな舗装路面で、車椅子で問題なく乗降できます。

長柄横穴群 バリアフリー情報

横穴は4つのエリアで発見されています。このうち「第一支群」は見学ができるように整備されています。

長柄横穴群 バリアフリー情報

ただしかなりの傾斜がある未舗装の坂道を上がります。一般的な車椅子利用者は、通行出来ません。駐車場の横から、傾斜路の先を見上げての見学になります。

長柄横穴群 バリアフリー情報

資料館を中心に、その一帯が公園として整備されました。広場があり、なかにベンチテーブルがあり、広場の周囲は舗装散策路です。ただし手入れされていないので、今回取材時の状況では、公園として利用するのは難しい状況でした。園内には「イノシシに注意」という看板があります。

資料館は通常は無人で、鍵が閉まっています。資料館を見学したいときは、入口にあるインターフォンで連絡します。するとスタッフが来て開錠します。現地の案内では「5分お待ちください」となっています。長柄横穴群は「高壇式」と呼ばれる「玄室」が一段高い位置にある、珍しい構造が特徴です。

長柄横穴群 バリアフリー情報

資料館には外向きのトイレがあり、バリアフリートイレが1つ用意されています。トイレは開錠されていて使用できました。

長柄横穴群 バリアフリー情報

車椅子で無理なく移動できる範囲で、周辺の舗装路を散策しました。広場の周囲の舗装散策路から「第三支群」と思われる横穴が、遠目で見えました。

長柄横穴群 バリアフリー情報

長柄横穴群に資料館周辺はバリアフリー仕様です。ただし横穴の見学は、車椅子では困難です。

(本稿は2020年7月に執筆しました)