茨城県ひたちなか市の「酒列磯前(さかつらいいそさき)神社」は、創建が856年と伝承される古社。100m以上続く樹のトンネル参道「樹叢(じゅそう)」があり、また宝くじが当たる亀像などで話題の神社です。バリアフリーな神社ではありません。車椅子で参拝可能なルートや範囲を紹介します。
参道は2ルートあります。表参道は樹齢300年を超える各種の樹木がトンネルのような覆いかぶさる「樹叢」です。この入口は5段ほどの段差があります。海から繋がる北参道は数十段の階段路です。どちらの参道も車椅子では入ることができません。また「樹叢」参道の中央部はデコボコがひどい石畳み路面で、その横はかなり荒れた未舗装路面です。したがって車椅子で「樹叢」のトンネルを通行するのは、かなり困難です。

駐車場は未舗装です。場所は参道の終点近くで、駐車場からなら参道を通らずに本殿エリアに行けます。ただしデコボコや低い段差は多数あります。それを車椅子で乗り越えることが必要です。
駐車場から本殿エリアに入った地点で、車椅子から参道の「樹叢」を見学することはできます。

本殿エリアは車椅子がもっとも苦戦するタイプの、タイヤがスタックする砂利路面です。その中央部には一筋の舗装通路があり、車椅子での通行は十分にできます。拝殿は3段の上ですが、その手前からなら車椅子での参拝は可能です。

本殿エリアの周囲には、お末社や宝物殿的な施設、馬の偶像などがありますが、そこに近づくには砂利路面をクリアしなければなりません。
宝くじを当てる話題の亀像には、舗装路から触ることができます。現地には宝くじ祈願のルールが記載された掲示板があります。それによると、最初に拝殿で幸運を祈る。そして幸運の亀像に祈る。そして亀像に祈りを込めて触る。それから宝くじを買う。この順番です
更に地元で言われているのは、宝くじを買うのは「ジョイフル本田ニューポートひたちなか店の宝くじ売り場」限るということです。

昼なお暗い樹のトンネル参道「樹叢」。夜は怖いかもしれません。神社の掲示版には、環境を守るために「夜間の肝試しは禁止」と書いてありました。

「酒列磯前(さかつらいいそさき)神社」は、バリアフリーではありませんが、駐車場からのルートなら、樹叢を見て、拝殿に参拝し、車椅子で亀像に触ることは可能です。
海に建つ神磯の鳥居で有名な「大洗磯前神社」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2017年9月の取材に基づいています)