東京都中央区銀座のエルメスフォーラムでの展覧会です。会期は2021年4月23日から7月18日まで。緊急事態宣言による休館期間がありましたが、6月2日より再開しました。

予約制ではありませんが、再開後の入場ルートは通常とは異なり、ソニー通り側のエレベーターです。エレベーターに乗る前に検温と手指の消毒を行います。エレベーター前に2名、エレベーター内に1名のスタッフが常駐し、来場者を会場へ誘導していました。車椅子で問題なく移動できるバリアフリールートです。
8Fの会場に着くと、そこで展示室内スタッフからパンフレットをいただけます。

展示は2つの空間で構成されています。先の観覧するように案内されるのは、中央部に植物が設置され、自然光が入り、ドローン・ミュージックが流れる大きな空間です。

配置されている丸太に、自由に腰かけることができます。もちろん車椅子で鑑賞できる空間です。

次の展示空間では、「閉鎖された展覧会の回顧展」など、ドキュメンタリー映像作品が放映されています。大きなテーマは「反(アンチ)」。既存のアート世界を否定する活動が、複数の切り口で提案されます。視聴者は会場に配置された丸太のベンチや椅子に座り視聴します。空間に余裕があるので、車椅子での鑑賞は十分に可能です。
本展のタイトルは「エキシビション・カッティングス」。エルメスフォーラムらしい、簡単ではない面白い展覧会です。