神奈川県秦野市のJAはだの直営「じばさんず」は、車椅子で買い物ができる2002年に開業した大型農産物直売所です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

徒歩圏内に駅はありません。車の利用が便利です。駐車収容台数は公称250台ですが、JA本部に隣接しているので、そちらの駐車スペースまで使えば、もっと停められます。身障者用駐車スペースは、店舗から少し離れたJA本部ビル寄りに2台分あり、大きなサインが掲示されています。

スペースに余裕がある身障者用駐車スペースです。

この駐車場は店舗の裏側です。店舗裏側から店舗に沿った通路をまわりエントランスに移動します。

はだのじばさんずは人気店舗です。いつも来客で賑わっている印象です。

バリアフリートイレの状況です。トイレは店舗の裏側、外から利用するタイプで、バリアフリートイレが1つあります。

スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。綺麗なトイレです。

店内のバリアフリー状況です。店舗はワンフロアで200坪超クラス。JAの直売所プとしては大型店舗です。入口は広くてフラットな構造です。

店舗自体が広く、店舗内の床面はフラットで通路幅は余裕があり、車椅子で買い物ができます。
「地場産S」という表記もあります。もちろん秦野市の地場産品もありますが、それにこだわらず全国JAの地場産が数多く並びます。全国の地場産という意味の「じばさんず」です。

店舗の前には車椅子で買い物ができる外売場が設けられています。

神奈川県の農業の状況を紹介します。JAグループ神奈川が公表している、2018年の神奈川県の農業プロフィールです。
耕地面積は20,100haで、全国45位。農家戸数も27,996戸で全国41位。ところが農産物出荷高は809億円で全国33位。そして「10aあたりの土地生産性」128千円で、全国平均60千円の2倍以上ということ。高効率、高付加価値が神奈川県の農業の特徴です。
JAグループ神奈川が掲げている目標は「農業後継者を育成し、神奈川の農業を守る」となっています。

人気店なので混雑することがありますが、「はだのじばさんず」は車椅子で買い物が出来るバリアフリーな大型農産物直売所です。
関東圏にあるバリアフリーな農産物直売所を別稿でまとめて紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2022年2月に加筆修正しました)