霞会館記念学習院ミュージアム 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

学習院大学内にある「霞会館記念学習院ミュージアム」は、前川國男氏が設計した大学図書館をリノベーションして2025年に開館した無料公開施設です。アクセスは目白駅から徒歩5分の案内。身障者用も含めて来館者用の駐車場はありません。外観は前川建築らしいコンクリート壁で覆われています。

霞会館記念学習院ミュージアム

展示室は1F。常設展示室と特別展示室があります。コンパクトな施設で、出入口から展示室まで段差のないフラットな構造です。

霞会館記念学習院ミュージアム

常設展示室は車椅子で観覧できるバリアフリー仕様。車椅子から見難い気になる展示はありません。特別展示室も同様にバリアフリー。オープン記念展は皇族華族のゆかりの品々を紹介する展覧会、第二弾の特別展は「貞明皇后と華族」です。

霞会館記念学習院ミュージアム

バリアフリートイレは1Fにあります。一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。とても綺麗なトイレです。

霞会館記念学習院ミュージアム

霞会館記念学習院ミュージアムは車椅子で観覧できるバリアフリー施設です。

(本稿は2025年11月に執筆しました)

目白にある「切手の博物館」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

歴史的建造物と民俗資料 鶴岡致道博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

山形県鶴岡市の鶴ヶ岡城三の丸、庄内藩主酒井家の御用屋敷であった地にある、国の名勝に指定された書院造の「酒井氏庭園」、「旧西田川郡役所」や「旧鶴岡警察署庁舎」などの歴史的建築物、そして重要有形文化財に指定された庄内地方の民俗資料が収蔵展示されている博物館です。

致道博物館

アクセスは鶴岡駅から徒歩30分の案内。致道博物館の入口前に来館者用の無料駐車場があり身障者用駐車スペースが1台分設けられています。

致道博物館

趣のある受付に進みます。致道博物館は有料の施設ですが入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が半額に減免されます。歴史的建造物はバリアフリーではありません。建物は入口が段差構造でスロープ対応はなく、車椅子での内覧は困難です。

致道博物館

「重要有形民俗文化財収蔵庫」は、エントランスの2段の段差を通過できれば内覧できます。これくらいの段差であれば、介助スタッフが2名いれば、一般的な車椅子はなんとか通過できます。

致道博物館

隣の「民具の蔵」の出入口の段差は高さがあります。車椅子では無理をしない方が無難です。

致道博物館

「旧庄内藩主御隠殿」は、段差構造で靴を脱いで上がります。

致道博物館

「酒井氏庭園」は、御隠殿奥座敷からの眺めが最も美しいとされています。

致道博物館

「旧渋谷家住宅」の横を通り、車椅子で「酒井氏庭園」に近づくことが出来ます。ここから車椅子で庭園美を楽しむことができました。

致道博物館

歴史的建造物は、外観を鑑賞するだけでも楽しめます。致道博物館内の通路はフラットな舗装路面です。

致道博物館

見事な枝ぶりの松も見所です。

致道博物館

トイレは受付棟の近くに別棟で用意されています。バリアフリートイレはやや狭い個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。綺麗なトイレです。

致道博物館

致道博物館はバリアフリー仕様ではありませんが、車椅子で散策できる屋外型博物館です。

(本稿は2025年7月に執筆しました)

鶴岡市の歴史的建造物「松ヶ岡開墾場」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

テーマ展示と文書閲覧 群馬県立文書館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

前橋市にある群馬県立文書館は、群馬県の公文書や古文書を保存管理する施設として昭和57年に開館しました。1Fはテーマ展示室、2Fは閲覧室があり無料利用できます。アクセスはJR前橋駅南口から徒歩25分の案内。約60台を収容する来館者用の無料駐車が用意されています。身障者用駐車スペースは1台分あります。駐車場内の案内に従って進んでください。

群馬県立文書館

身障者用駐車スペース側から段差解消スロープを通りエントランスに進みます。

群馬県立文書館

出入口は自動ドア。館内はエレベーターが設置されています。車椅子で利用できる施設です。

群馬県立文書館

今回取材時は1Fロビーと展示室でテーマ展示が開催されていました。年間4本程度の企画が開催されていて、テーマに関する収蔵史料が展示されます。

群馬県立文書館

1Fのバリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

群馬県立文書館

2024年に開館した「ヒストリア前橋」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2025年6月に執筆しました)