栃木県大田原市の大型複合施設です。開業は2004年。施設は、休憩スペース付きの情報館、農産物直売館と加工・物産品館、レストラン、竹のギャラリー、多目的ホール、そして有料施設「与一伝承館」で構成されます。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。
○駐車場は300台収容
アクセスは車が便利です。駐車場は8区画あり、合計で約300台を収容します。
身障者用駐車区画は総計で11台分を用意。最も施設棟に近い2つの駐車場には各3台分のブルーラインの駐車スペースが用意されています。


○バリアフリートイレの状況
24時間利用の独立トイレ棟があり、バリアフリートイレが用意されています。
他に与一伝承館内に、屋内のバリアフリートイレがあります。受付の外側なので、伝承館の見学をしなくても利用可能です。
○情報館と加工・物産品館のバリアフリー状況
この2つの施設は連結しています。

情報館はスペースに余裕がある施設で、大田原市の観光情報施設やジオラマなどがあります。休憩スペースにはフリーテーブルが置かれ、自由に飲食に利用できます。車椅子での利用に大きな問題はありません。


加工・物産品館への連結箇所のドアは、引き戸の手動ドアです。床面に段差はありません。加工・物産品館の売り場は、床面はフラットですが、通路幅はあまり余裕がありません。混雑すると車椅子での店内移動は少し苦戦します。
店内にテイクアウトのアイス売り場があり人気です。ここはスペースに余裕があります。
○農産物直売館のバリアフリー状況
出入口が3ヵ所あり、その内2ヵ所は自動ドアです。
店舗内に段差はなく、売り場内通路幅は一般的なサイズです。極端に混雑していなければ、車椅子での買い物は可能です。
「とうがらし」が大田原の特産品の一つです。

○レストラン扇亭のバリアフリー状況
レストランはフラットでスペースに余裕があり、可動式のテーブル席。車椅子で食事ができます。
地粉を使った手打ちそばが一番人気のお店です。
○竹のギャラリーのバリアフリー状況
竹のギャラリーは無料施設です。一段高い構造で、外部のスロープ路から入るか、伝承館側から内部の傾斜路を上がり、ギャラリー内に向かいます。
人間国宝の作品など、竹細工名人の名品が展示されます。内部はフラットな構造なので、車椅子で鑑賞できます。展示品は定期的に変わります。


○那須与一伝承館のバリアフリー状況
伝承館は有料の施設ですが、入場料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳を提示して入館手続きを行います。
館内には展示室と「扇の的劇場」があります。
展示室には那須与一、あるいは源平合戦、そして那須一族などに関する資料が展示されます。与一の太刀は国の重要文化財に指定されています。
「扇の的劇場」は、琵琶法師や那須与一、義経などが登場する、ロボット人形劇が楽しめる施設です。車椅子用の特別なスペースはありませんが、フラットな観覧席でスペースに余裕があるので、車椅子での観覧は可能です。屋島合戦での那須与一の活躍を紹介するプログラムで上映時間は14分間。開館時間中、原則30分毎に上映されます。

○施設の屋根は扇型
馬上の与一像が出迎える施設です。建物が6棟並びますが、各棟の屋根は扇をイメージした造形です。

施設のコピーは「郷土の誉れ那須与一」です。道の駅那須与一の郷は、道の駅としては複合型の大型施設です。
(本稿は2020年9月に執筆しました)






















