歴史的建造物と民俗資料 鶴岡致道博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

山形県鶴岡市の鶴ヶ岡城三の丸、庄内藩主酒井家の御用屋敷であった地にある、国の名勝に指定された書院造の「酒井氏庭園」、「旧西田川郡役所」や「旧鶴岡警察署庁舎」などの歴史的建築物、そして重要有形文化財に指定された庄内地方の民俗資料が収蔵展示されている博物館です。

致道博物館

アクセスは鶴岡駅から徒歩30分の案内。致道博物館の入口前に来館者用の無料駐車場があり身障者用駐車スペースが1台分設けられています。

致道博物館

趣のある受付に進みます。致道博物館は有料の施設ですが入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が半額に減免されます。歴史的建造物はバリアフリーではありません。建物は入口が段差構造でスロープ対応はなく、車椅子での内覧は困難です。

致道博物館

「重要有形民俗文化財収蔵庫」は、エントランスの2段の段差を通過できれば内覧できます。これくらいの段差であれば、介助スタッフが2名いれば、一般的な車椅子はなんとか通過できます。

致道博物館

隣の「民具の蔵」の出入口の段差は高さがあります。車椅子では無理をしない方が無難です。

致道博物館

「旧庄内藩主御隠殿」は、段差構造で靴を脱いで上がります。

致道博物館

「酒井氏庭園」は、御隠殿奥座敷からの眺めが最も美しいとされています。

致道博物館

「旧渋谷家住宅」の横を通り、車椅子で「酒井氏庭園」に近づくことが出来ます。ここから車椅子で庭園美を楽しむことができました。

致道博物館

歴史的建造物は、外観を鑑賞するだけでも楽しめます。致道博物館内の通路はフラットな舗装路面です。

致道博物館

見事な枝ぶりの松も見所です。

致道博物館

トイレは受付棟の近くに別棟で用意されています。バリアフリートイレはやや狭い個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。綺麗なトイレです。

致道博物館

致道博物館はバリアフリー仕様ではありませんが、車椅子で散策できる屋外型博物館です。

(本稿は2025年7月に執筆しました)

鶴岡市の歴史的建造物「松ヶ岡開墾場」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

庄内藩士の開拓地 鶴岡松ヶ岡開墾場 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

山形県鶴岡市にある国指定史跡「松ヶ岡開墾場」は、戊辰戦争後に旧庄内藩士約3000人が開拓した養蚕施設で、10棟あった蚕室のうち5棟が現存しています。明治初期の建物なのでバリアフリー構造ではありませんが、蚕室外観の見学及び一部施設は車椅子で利用でき、バリアフリートイレが用意されています。

松ヶ岡開墾場

無料駐車場は3か所。四番蚕室に近い駐車場にあるトイレ棟にバリアフリートイレがあります。

松ヶ岡開墾場

トイレ棟はまだ新しく綺麗な建物です。

松ヶ岡開墾場

バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

松ヶ岡開墾場

「シルクミライ館」である四番蚕室のエントランスはスロープ構造です。無料で観覧できます。

松ヶ岡開墾場

館内はバリアフリー仕様。シルクの歴史や仕組みを学べます。ショップでは鶴岡のシルク製品ブランド「kibiso」と「侍絹」が販売されています。

松ヶ岡開墾場

ただし2Fへは階段のみ。車椅子での見学は1Fだけです。

松ヶ岡開墾場

その他の蚕室はバリアフリー仕様ではありません。車椅子では無理のない範囲からの見学になります。

松ヶ岡開墾場

内部公開されている蚕室も、デコボコ路や段差がある構造です。

松ヶ岡開墾場

松ヶ岡本陣も外観の見学はできます。

松ヶ岡開墾場

松ヶ岡産「日本ワイン」を醸造するワイナリー「ピノ・コッリーナ松ヶ岡」はバリアフリー仕様のショップ&レストランです。ピノ・コッリーナ専用の身障者用駐車スペースが設けられています。

松ヶ岡開墾場

松ヶ岡開墾場は全てがバリアフリー仕様ではありませんが、車椅子で楽しめる国指定史跡です。

(本稿は2025年6月に執筆しました)

鶴岡市「月山ビジターセンター」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

成田市三里塚御料牧場記念館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

千葉県成田市三里塚には、日本の牧場のパイオニア「宮内庁下総御料牧場」がありました。昭和44年に成田空港の建設により移転。御料牧場の一部、旧御料牧場事務所付近が三里塚記念公園として整備されています。公園内には「成田市三里塚御料牧場記念館」と明治中期の建造物「貴賓館」、そして戦時中に使用された「防空壕」などがあり無料で一般公開されています。またマロニエや桜の並木道、高村光太郎の文学碑などがある市民公園としても人気で「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。

成田市三里塚御料牧場記念館

徒歩圏に駅はありません。アクセスは車が便利。来園者用の無料駐車場が2か所用意されています。大型車も利用できる第一駐車場は公園の敷地の外で、第二駐車場が公園内にあります。距離的には第二駐車場の利用が便利ですが、第二駐車場は石がごろごろ転がる未舗装路面です。

成田市三里塚御料牧場記念館

車椅子利用の方は第二駐車場から周囲の歩道に出て、三里塚記念公園の正面入口から園内に入ったほうが移動が楽です。

成田市三里塚御料牧場記念館

園内にトイレ棟があります。

成田市三里塚御料牧場記念館

バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、シンプルな設備のトイレです。

成田市三里塚御料牧場記念館

三里塚御料牧場記念館の正面入口は階段です。車椅子では正面右横側にあるスロープ路に迂回します。正面入口でスタッフに声をかけて、誘導を受けてください。三里塚御料牧場記念館内は靴を脱いで観覧します。できれば車椅子を拭く雑巾を持参されることをお薦めします。希望すればスタッフの方が展示内容を詳しく解説して下さいます。明治から昭和の歴史を学べます。

成田市三里塚御料牧場記念館

皇族の宿舎でもあった貴賓館は、通常は門が閉められています。

成田市三里塚御料牧場記念館

三里塚御料牧場記念館で見学を希望すると、スタッフが門を開けて案内して下さいます。ただし貴賓館の敷地内はほとんどが深い砂利路面です。建物の周囲を巡る外観の見学であれば決定的な段差はありませんが、車椅子での移動はかなり辛い路面です。

成田市三里塚御料牧場記念館

貴賓館は正面から見ると和風の様式です。茅葺の屋根が残されています。

成田市三里塚御料牧場記念館

反対側は洋風の様式。各国の公大使を招待する施設としても使用されたそうです。なお隣接地にある防空壕は階段構造のため、車椅子での内部見学は出来ません。

成田市三里塚御料牧場記念館

成田市三里塚御料牧場記念館は車椅子で観覧できます。貴賓館の見学は路面が悪いのが難。防空壕は車椅子では見学できません。

(本稿は2024年12月に執筆しました)

成田空港建設問題を伝える「空と大地の歴史館」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。