埼玉県白岡市の「しらおか味彩センター」は、バリアフリートイレがある、車椅子で買い物ができる農産物直売所です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
東京のベットタウンでもある白岡市。「しらおか味彩センター」は、2003年に開業した地域の農業振興と市民と農家の相互交流のための施設です。直売所と蕎処がある地元産の美味しいものと出会える場所です。
場所は白岡市役所に隣接しています。アクセスは車が便利です。駐車場は複数用意され、身障者用駐車区画は第一駐車場に1台分設けられています。第一駐車場は構造的に袋小路で、その最も奥に近い場所が身障者用駐車区画です。
観察していると。奥まですすんだが駐車スペースのない車が、一生懸命Uターンしています。そのような混乱する場所にある身障者用駐車区画なので、混雑時は第二駐車場など、やや遠くても空いている駐車場を利用した方が楽かもしれません。
今回は8月の取材でした。施設敷地内の中央部は円形のハス植栽地。大きなハスの花が綺麗に咲いていました。味彩センターはハスの鑑賞スポットでもあります。ただしハスの周りは未舗装エリア。車椅子では近付き難いデコボコです。ちょっと離れた舗装路から、車椅子でハスを鑑賞しました。
直売所の名称は「おおばん市場」。HPによると、米、梨、トマトが自慢の生産品として紹介されています。今回訪問時は梨の販売時期。特設テントで梨が売られています。店内の通路幅は一般的なサイズで、混雑していなければ車椅子で店内移動ができます。メインの出入口は自動ドアで、レジ横の出口専用ドアは手動です。
「おおばん市場」は、建物としては古いお店ですが、トイレはレジ横の奥に男女別トイレとバリアフリートイレがあります。バリアフリートイレの広さは一般的なサイズで、設備はシンプルなトイレです。
地元産のそば粉を使用した手打そばを味わえる蕎麦処は「いっとこ茶屋」。独立した建物で営業しています。その横にはアイス販売のスタンドもあります。
「しらおか味彩センター」は車椅子で買い物ができる農産物直売所です。
(本稿は2018年8月の取材に基づいています)