東京都江東区深川にある「小津安二郎紹介展示コーナー」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
「東京物語」「麦秋」など多数の名作を撮った映画界の巨匠、小津安二郎監督は1903年深川の生まれ。その縁で江東区の公共施設「古石場文化センター」の1Fに、生誕100年を機に「小津安二郎紹介展示コーナー」が開設されました。入場は無料。施設はバリアフリー。展示コーナー内もフラット構造。車椅子での利用に大きな問題はありません。10坪ほどの小さな展示コーナーです。
古石場文化センターは、どの駅からも徒歩10分以上の距離があります。センターには駐車場があり11台を収容します。駐車料金は障害者手帳の提示で半額に減免されます。事務所で手続きをおこなってください。最初の30分は無料です。
展示コーナーには、小津監督の年表や作品の紹介などの展示があります。今回訪問時は企画展が開催中。ひときわ目を引くのは、数々の食器類の展示。これらは映画に出演した、監督コダワリの小物ということです。
小津監督の名言が大きく掲示されています。「なんでもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。」
「小津安二郎紹介展示コーナー」は、車椅子で見学できます。
近隣にある商業施設「深川ギャザリア」を別稿で掲載しています。ご参照ください。
(本稿は2018年1月の取材に基づいています)