栃木県 道の駅那須野が原博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

車椅子で行く 道の駅那須野ヶ原博物館 バリアフリー情報

栃木県那須塩原市の那須野ヶ原博物館は車椅子で利用できる施設ですが、一般的なイメージの道の駅ではありません。現地のバリアフリー状況を紹介します。

2004年に道の駅に登録されました。「那須野ヶ原博物館」と、別棟でトイレと情報コーナー棟、駐車場で構成される施設です。商業施設はなく、通常は施設敷地内に屋台などの出店はありません。物販店は博物館内の小さなミュージアムショップだけで、飲食店はありません。

駐車場の状況です。アクセスは車が便利。隣接して市民ホールや体育館など公共施設があります。「道の駅那須野ヶ原博物館」の駐車場は博物館の正面で、身障者用駐車区画は独立トイレ棟寄りに屋根無しで2台分用意されます。袋小路的な場所にある身障者用駐車区画なので、運転に不慣れな人は駐車しにくい区画です。

一般的な道の駅のイメージとは違い、博物館のほかには駐車場、トイレ、情報コーナー棟があるだけです。トイレ棟にはバリアフリートイレがあります。

博物館のバリアフリー状況です。道路と博物館エントランス間は小さな段差があるので、車椅子では段差解消箇所を選んで駐車場からアクセスします。エントランスから館内、そして展示室内と、車椅子で問題なく利用できるバリアフリー施設です。

館内にバリアフリートイレがあります。博物館は有料ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

「那須野ヶ原博物館」の展示内容は、歴史民俗博物館のイメージで間違いありません。博物館には那須野ヶ原の歴史と自然、民俗を紹介する常設展会場と、その時々の企画が開催される企画展会場があります。どちらも規模としては小規模。博物館建物の大きさから受ける印象よりも、展示室は小さい博物館です。

展示のバリアフリー状況です。常設展の展示は、すべて車椅子から見学可能です。現在の常設展示は、2014年にリニューアルされた展示です。

常設展示室内に「なはくアートスポット」という美術品の小さな展示コーナーがあります。1か月程度で展示作品が変わります。

「道の駅那須野ヶ原博物館」は、博物館の駐車場に24時間利用可のトイレ棟がある施設です。一般的な「道の駅」ではありません。

那須塩原市にある一般的なイメージの道の駅「アグリパル塩原」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年2月の取材に基づいています)