東京にある町、西多摩郡瑞穂町の郷土資料館です。シンボルは樹齢300年の大きな欅とニホンオオカミ像で、愛称は「けやき館」と命名されました。2014年に開館したバリアフリーな施設です。
アクセスは車が便利です。2か所に計3台分の身障者用駐車スペースが設けられています。
身障者用駐車スペースの横から「けやき館」のエントランスまで、段差回避スロープが設置されています。
大きな欅を見上げながら移動するルートでも段差はありません。
正面から段差なく「けやき館」に入館できます。
瑞穂町郷土資料館は観覧無料の施設です。2フロア構造の建物で、常設展示室と企画展示室は1Fにあります。今回は記帳など受付は不要でした。
1Fガイダンスホールの床は、高度1700ⅿから撮影した瑞穂町の航空写真です。
1Fにバリアフリートイレがあります。一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置、ユニバーサルベッドが備えられています。とても綺麗なトイレです。
常設展示室のテーマは「瑞穂の自然」と「瑞穂の歴史と文化」です。ほぼすべてを車椅子で観覧できるバリアフリーな展示室です。
瑞穂の自然のジオラマです。12分で狭山丘陵の一日を光と音で体験できる展示です。
瑞穂の歴史と文化のコーナーに、瑞穂の囲炉裏がある民家が復元展示されています。囲炉裏端へは靴を脱いで段差を上がる必要があります。
企画展示室はフラットな構造で、企画展も無料で観覧できることが多いようです。今回は特別展「特撮造形師 村瀬継蔵~瑞穂でうまれた怪獣たち~2022」が開催されていました。
ガイダンスホールで「モスラ」が出迎えています。
瑞穂町郷土資料館「けやき館」敷地内の状況です。芝生の前庭がありフリーテーブル席が配置されています。
そして同じ敷地内に、社会教育施設「耕心館」があります。江戸時代からある母屋と蔵からなる古民家で、母屋の1Fがカフェ、2Fで展覧会やコンサートが開催される施設です。多種多様な植栽があるお庭の中に、舗装通路があります。
蔵の前まで車椅子で移動できます。
入口は段があるので、その手前から蔵の中を見学できます。
母屋の玄関まで段差回避スロープ路が設置されています。出入口は自動ドアです。
車椅子では玄関までです。1Fへは2段を上がります。館内にエレベーターはありません。
瑞穂町郷土資料館「けやき館」は、車椅子で利用できるバリアフリーな施設です。「耕心館」は車椅子でお庭の散策ができます。
東京にある郷土資料館を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年9月に執筆しました)