埼玉県深谷市にある2001年開業の道の駅です。JA系直売所と食事処が営業する「物産館」とトイレ休憩棟で構成されます。「物産館」は2006年にオープンしました。シンプルな施設構成ですが、見た目の印象よりもバリアフリーレベルが高い施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
3棟の施設棟が並ぶ区画に、L字型に駐車場が配置されます。身障者用駐車区画はトイレ休憩棟の前と直売所の前の2か所に、各2台分設けられています。どちらも屋根無し区画ですが、乗降スペースは余裕がある駐車区画です。駐車場から各施設棟への動線には、車椅子で気になる段差はほとんどありません。この年代の施設としてはバリアフリーな設計です。
JAふかや農産物直売所の状況です。店舗規模は中型で、2001年開業の施設なので、やや施設ハードはくたびれてきていますが、出入口は自動ドアで、フラットな店内の通路は車椅子が通行できる幅があります。混雑していなければ、車椅子で買い物ができるお店です。
「物産館」は3軒の飲食店が入るフードコートと、観光情報コーナーで構成されます。フードコートなのでセルフサービスですが、店内の通路は車椅子で通行できる幅があり、可動式のテーブル席が配置されます。混んでいなければ車椅子での食事は可能です。
「物産館」内にトイレが有り、バリアフリートイレがあります。一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置、小型のユニバーサルベッドが備えられています。もちろんトイレ休憩棟にもバリアフリートイレがあります。
「道の駅かわもと」はフラット構造でスペースの余裕がある、車椅子で利用しやすい道の駅です。
埼玉県の道の駅を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年12月に加筆しました)