1990年に開館した施設で、埼玉県川越市の川越城二の丸跡にあります。隣接して川越市立美術館があり、共用の身障者用駐車スペースが美術館前に8台分用意されています。
美術館前の身障者用駐車スペースから博物館のエントランスまでは、フラットな舗装路面を通り移動できます。
蔵の街川越をイメージした外観の博物館です。
博物館エントランス周辺はフラットな構造です。自動ドアを通り車椅子で入館します。川越市立博物館はワンフロア構造の施設です。
館内に入ると正面に中庭があり竹林が植栽されています。小江戸川越をイメージさせる良い雰囲気のエントランスです。
エントランスホールは広くてスペースに余裕があります。川越市立博物館は観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で減免措置を受けて展示室へ進みます。
最初の展示コーナーは原始古代ではなく「近世 小江戸川越」です。展示室の中央部に江戸時代の川越城の大きなジオラマが展示され、学芸員による解説を聞くことができます。ジオラマは一段低い位置にありますが、段差迂回スロープがあり車椅子でジオラマを観覧できます。
原始・古代の展示もあります。「中世 武士の活躍と川越」では太田道灌の活躍を中心にした展示。仏像や映像コンテンツの放映があります。
「近・現代 近代都市川越の発展」では、商業都市として発展した川越の姿を中心にした展示です。蔵造りの手法を紹介する展示もあります。
「民俗 川越の職人とまつり」では、映像コンテンツによる川越まつりの紹介、獅子舞などの展示があります。
バリアフリートイレは出口の近くにあります。一般的なサイズの個室で、設備はシンプルなトイレです。
蔵の街川越を深く知ることができる博物館です。川越市立博物館は、車椅子で観覧できるバリアフリーな施設です。
(本稿は2022年9月に執筆しました)