山梨県北杜市は旧石器時代以降の遺跡が残る歴史の舞台です。国史跡が「梅之木遺跡」「金生遺跡」「谷戸城跡」の3つあり、北杜市考古資料館は谷戸城跡の隣接地に建つバリアフリーな施設です。
アクセスは車が便利です。来館者用の無料駐車場が用意されています。身障者用駐車スペースはエントランスの横に2台分設けられています。
駐車場から施設エントランスにかけて、段差のないフラットな構造です。駐車所の奥が谷戸城跡です。
2枚の自動ドアを通り館内に入ります。北杜市考古資料館は観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で減免措置を受けてください。
エントランスホールに「谷戸城跡とその歴史舞台となった八ヶ岳南麓」のパネルがあり、八ヶ岳南麓エリアの歴史的な流れが紹介されています。
エントランスホール横に、弥生時代の土器が展示されています。大きな窓から八ヶ岳が観えます。
バリアフリートイレは1Fにあります。折り戸のトイレで横幅が狭く奥に長い個室です。ウォシュレット付き便器が備えられています。
北杜市考古資料館は2フロア構造で、展示室は1Fと2Fにあります。通常の観覧順は2F展示室からで、階段で上がります。
車椅子利用者はエレベーターを利用します。一般的なサイズのエレベーターで、普通サイズの車椅子と介助者2名は乗り込めます。
常設展示室はフラットな構造でスペースに余裕があります。車椅子で問題なく観覧できます。
2Fは展示室1と2があり、年代順の展示です。内容は大人向きです。
1Fの展示室3へは、通常は階段で下ります。
階段の手前に車椅子利用者等は「エレベーターに戻る」ように案内が掲示されています。
1Fの展示は「中世」で、谷戸城跡の展示解説が中心です。ここも大人向きです。
施設のキャッチコピーは「遺跡から探る北杜の歴史」。北杜市考古資料館は大人向きの資料館です。
北杜市には「三分一湧水」を紹介する資料館「三分一湧水館」があります。詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しているので、ぜひご覧ください。
(本稿は2022年9月に執筆しました)