栃木県芳賀町の芳賀天満宮は、1233年に創建された学問の神様菅原道真公をご祭神とする天神様で、梅と紫陽花の名所として知られています。もちろん境内には「撫で牛」が鎮座しています。
駐車場から境内にかけて、ほとんどは未舗装路面で車椅子での参拝は楽ではありません。しかし決定的な段差は回避でき、多くの路面は車椅子が動くタイプの薄い砂利路面なので、少し頑張れば車椅子で参拝できます。
高台にある神社でアクセスは車が便利です。どの方面から車でアクセスしても坂道を上がります。徒歩の場合は階段の参拝路もあります。もっとも境内に近い駐車場は未舗装路面で身障者用駐車スペースはありませんが、駐車場からはアップダウンなく境内に移動できます。
「正面参道入口」の案内標識に従い、未舗装路を通り境内に移動します。
その先は展望台のような見晴らしの良い広場があります。芳賀天満宮は初日の出の名所でもあるそうです。
広場の周囲には美しい紫陽花が咲き誇っていました。
車椅子で紫陽花に近づいて鑑賞することができます。
参道は砂利路面です。見た目よりも車椅子が動くタイプの路面です。
参道から紫陽花を楽しめます。
手水舎は低い段差があります。前輪を持ち上げれば、車椅子で乗り越えられる段差です。
参道の途中にトイレ棟があります。トイレ棟まで舗装通路が整備されています。
トイレ棟にバリアフリートイレが用意されています。一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。綺麗なトイレです。
社務所までの路面も舗装通路が整備されています。社務所の窓口は車椅子で利用できる高さです。
参道の横に神楽殿があります。祭礼の日には琵琶演奏や花神楽奉納などが行われるそうです。
本殿の拝殿までは舗装参道が整備されています。段差なく車椅子で参拝できます。
砂利路面ですが、境内には風鈴の音色を楽しみながら紫陽花を鑑賞できる広場があります。
芳賀天満宮は未舗装砂利路面を通行しますが、車椅子で参拝できないことはない紫陽花の名所です。
(本稿は2023年8月に執筆しました)