中川船番所は1661年に設置され、1869年明治2年に廃止されるまで200年以上続いた番所です。番所とは川の関所、海上輸送の税関、入り鉄砲や出女の監視、荷物の検査などを担当した機関です。東京都江東区大島の中川船番所資料館は、江戸時代にこの地にあった船番所がテーマの地域密着型資料館です。

アクセスは東大島駅から徒歩5分の案内です。周囲はアップダウンが少ない地形なので、車椅子で移動できます。
来館者用無料駐車場があります。収容台数は5台で身障者用駐車スペースの設定はありません。場所は施設の裏側で中川沿いです。

エントランス周辺に段差はありません。江戸時代をイメージさせる造作のエントランスに進みます。

エントランスの手前に「田船」が展示されています。

中川船番所資料館は3フロア構造の施設で、1Fは受付、会議室、休憩コーナー、2Fが常設昭和の暮らし展と企画展示室、3Fは中川番所実物大ジオラマ展示室などがあります。

館の出入口は2枚の自動ドアです。車椅子で問題なく入退館できます。

館内はフラットなバリアフリー構造です。1Fの受付で観覧料を支払います。中川船番所資料館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が半額に減免されます。

バリアフリートイレは1Fにあります。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

エレベーターで上階へ上がります。3Fから先に観覧する順が推奨されています。

大きなかごのエレベーターで、大型の車椅子でも乗り込めます。

3Fの展示から紹介します。常設・企画展示室と展望室があります。

エレベーターを降りると正面に大きな中川番所実物大ジオラマがあります。

天井が高い大きな空間に展示される大型ジオラマです。

観覧ルート案内に従って車椅子で移動します。

ジオラマ内に段差回避ルートがあり、車椅子で進むことができます。

未舗装風の路面ですが車椅子は動きます。番所の奥まで進むことができます。

役人が座る座敷前まで車椅子で行くことができます。

番所の手前は中川で、番所のチェックを受ける船が着けられている設定です。

3Fには他に江戸・東京の釣り文化を紹介するコーナーがあります。

江戸和竿の製作工程を紹介する展示です。すべて車椅子から観覧できます。

江戸湾の釣り場を紹介する展示があります。車椅子から見やすい展示です。

その先に展望室があります。番所があった中川の風景を楽しむことができます。

川沿いには川の駅と船着き場が整備された公園です。

エレベーターで2Fへ移動します。2Fは郷土の歴史・昭和の暮らし紹介展示室です。フロア全体がフラットな構造です。2Fも車椅子で観覧できます。

江東区の農業、漁業、産業の歴史が紹介されています。江東区の歴史民俗資料館です。

企画展「海岸線が物語る江東の歴史」が開催されていました。

昭和の日用品が展示されているコーナーがあります。中川船番所資料館は3フロアすべて車椅子で利用できます。

隣接する「旧中川・川の駅」のバリアフリー状況を紹介します。中川船番所資料館と道を一本隔てた川沿いにある施設です。

趣のある施設看板が掲示されています。

にぎわい施設、トイレ棟、四阿、船着き場などが整備された公園です。

この地の歴史を紹介する解説版があります。現代版の中川番所をコンセプトに、旧中川・川の駅は整備されたそうです。

トイレ棟にはバリアフリートイレがあります。

にぎわい施設は売店兼テイクアウトショップです。段差解消箇所を通り、車椅子で利用できます。

中川船番所資料館と隣接する旧中川・川の駅は、車椅子で利用できるバリアフリーな施設です。
江東区の森下文化センター内に、入場無料の「田川水泡・のらくろ館」があります。別稿で掲載しているのでご参照ください。
(本稿は2022年7月に書き直しました)