那須烏山のユネスコ文化遺産 山あげ会館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

山あげ会館は、460年以上の歴史がある栃木県那須烏山市の「山あげ祭」を紹介する文化施設です。「烏山の山あげ行事」は、国指定重要無形文化財でユネスコ無形文化遺産。「山あげ会館」は有料の施設ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。白壁の武家蔵風の建物で、正面入口前には段差解消スロープが設置されています。2フロア構造ですがエレベーターがあり、車椅子で上下階移動可。館内のバリアフリートイレはスペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

山あげ会館

アクセスは車が便利。施設前に来館者用の大きな無料駐車場があり、身障者用駐車スペースが設けられています。

山あげ会館

館内には屋台展示場、ロボットが説明する山あげ祭ミニチュア、大画面で観る山あげ祭映像、そして観光物産コーナーなどがあります。いずれも車椅子で観覧できる構造です。

山あげ会館

那須烏山は二輪車メーカー「目黒製作所」ゆかりの地。「メグロの聖地」として人気です。山あげ会館内には、メグロ展示コーナーが設けられています。

山あげ会館

那須烏山の山あげ会館は、車椅子で観覧できるバリアフリーな施設です。

(本稿は2025年9月に執筆しました)

那須烏山市「どうくつ酒蔵」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

東力士島崎酒造 どうくつ酒蔵 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

栃木県那須烏山市にある、清酒の貯蔵熟成に使われている洞窟です。1月~12月末の土日祝日、ゴールデンウィーク、お盆期間は見学可、それ以外の日は予約制で見学できます。見学のスケジュールについてはHP等でご確認ください。洞窟内の気温は年間を通じて10℃前後。現在一升瓶を中心に約13万本が貯蔵されているそうです。

どうくつ酒蔵

どうくつ酒蔵は島崎酒造さんの本店から約2㎞離れた山中にあります。アクセスは車が便利。来場者用の無料駐車場が用意されています。

どうくつ酒蔵

最も洞窟に近い場所が「おもいやり駐車場」になっています。

どうくつ酒蔵

おもいやり駐車場の後ろにあるのがトイレ棟です。ただし一般トイレのみでバリアフリートイレはありません。

どうくつ酒蔵

どうくつ酒蔵は有料の施設で、見学料の障がい者減免制度はありません。受付で見学料を支払うと、音声ガイド機能があるタブレットを貸していただけました。団体で見学する場合は、スタッフの案内があるそうです。

どうくつ酒蔵

洞窟の入口は鉄製の扉。通常は正面から見て右側の小さなドアを自分で開けて入ります。今回取材時は車椅子利用者のために、スタッフが同行して左側の大きな扉を開けてくださいました。

どうくつ酒蔵

洞窟内から出入口のドアをみると、車椅子利用者は大きな扉を利用した方が便利なことがよくわかります。

どうくつ酒蔵

洞窟は、第二次世界大戦末期に戦車の製造のために建造された地下工場の跡地です。入口の近くに案内板が設置されています。

どうくつ酒蔵

洞窟内の見学ルートはフラットな構造です。車椅子で全ルート見学できます。

どうくつ酒蔵

ただし洞窟内の売店は階段の下にあります。

どうくつ酒蔵

車椅子では売店は利用できません。

どうくつ酒蔵

洞窟内がいかに日本酒の貯蔵に適した環境か、解説されています。

どうくつ酒蔵

3年、10年、20年ものの大吟醸が案内されていました。

どうくつ酒蔵

島崎酒造のどうくつ酒蔵は車椅子で見学ができる施設です。

(本稿は2025年5月に執筆しました)

栃木県那珂川町「道の駅ばとう」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。