天狗のパワースポットに車椅子でお参り 大雄山最乗寺 バリアフリー情報

大雄山最乗寺

創建は1394年。神奈川県南足柄市の「大雄山最乗寺」は、山中に建つ大寺院で参道や境内は段差構造、車椅子での正規の参拝は困難な山寺です。

大雄山最乗寺

ただし車でアクセスして、短い急坂を通行できれば、車椅子で境内に入ることができ、階段の下から本堂をお参りすることができます。天狗伝説の山、自然があふれるパワースポット大雄山最乗寺。車椅子でお参り出来る範囲を紹介します。

大雄山最乗寺

参道が整備されていますが、車椅子では全く通行できない段差路です。合計で250台を収容する参拝者用の無料駐車場があります。車椅子では車でアクセスします。年末年始など、駐車場が使用できない時期の車椅子参拝は不可能です。

大雄山最乗寺

山中の寺院なので境内全域が傾斜地です。そのため駐車場は段々畑のような構造で8か所に分散して配置されています。

大雄山最乗寺

見る限り、どの駐車場にも身障者用駐車スペースは設定されていません。車椅子利用者は最も高い位置にある、境内に最も近い駐車場の利用が便利です。この最上部駐車場には駐車区画が41台分設定されています。

大雄山最乗寺

この最上部駐車場が最も人気があるので混みます。満車の場合や、車椅子での乗降に必要な広いスペースが確保できないことがあります。その場合は、一つ手前か、一つ奥の、2番目に高い位置の駐車場を利用してください。2番目駐車場から最上部駐車場への坂道は、車椅子でなんとか通行できる傾斜です。ただし駐車場間をつなぐ道路は一方通行なので、最上部駐車場まで行くと、手前の駐車場に引き返すのがたいへんです。

大雄山最乗寺

最初から最上部駐車場はあきらめて、手前の2番目駐車場を狙うのも作戦です。2番目駐車場の屋根付き区画は寺の関係者用で、参拝者用には22台分の駐車区画があります。

大雄山最乗寺

特にヒンジドアを全開にして乗降したい車椅子利用者は、手前の2番目駐車場に、スペースに余裕がある駐車区画があれば、そこを利用するのもお薦めです。

大雄山最乗寺

車椅子で駐車場から境内に向かうルートの難所は、最上部駐車場から境内へ向かう急坂です。距離は短い坂ですが、角度はあります。元気な介助者が必要な急坂です。帰りは、車椅子は後ろ向きで下りることをお薦めします。

大雄山最乗寺

この急坂を上がると信徒会館の横にでます。ここから先はひどい傾斜路はありません。舗装路面を通行して境内に向かいます。

大雄山最乗寺

境内に入ったところにバリアフリートイレがあります。

大雄山最乗寺

広いスペースの個室で、設備はシンプルなトイレです。

大雄山最乗寺

トイレの横を通過すると、総受付である「白雲閣」の前に出ます。そこから見える限りのフラットな境内が、車椅子で移動できる範囲のすべてです。

大雄山最乗寺

白雲閣は段差なく入館できます。また前にあるお浄めは、介助者がいれば車椅子で利用できないことはありません。

大雄山最乗寺

フラットな路面の一部は石畳風ですが、デコボコはありません。車椅子で問題なく移動できます。

大雄山最乗寺

お札やおみくじの頒布がある「尚宝殿」の入口は、段差解消されています。車椅子で中に入ることが出来ます。御朱印は白雲閣で受付しています。

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「碧落門」の境内側は、かなりラフですが、いちおう段差解消されています。

大雄山最乗寺

その横に「初代大下駄」の案内版があります。

大雄山最乗寺

ラフなスロープを上がり、碧落門の下まで行くと、車椅子から初代大下駄を見ることができます。

大雄山最乗寺

案内板の横には梅の古木。花がほころび始めていました。このように、境内にある桜や楓などの風情は、車椅子から堪能できます。

大雄山最乗寺

本堂前のお浄めも、介助者がいれば、車椅子から手を浄めることができます。

大雄山最乗寺

フラット面以外は、車椅子での参拝は困難です。本堂は段差の上。車椅子では階段の手前からのお参りになります。

大雄山最乗寺

書院も段差の上です。

大雄山最乗寺

境内のフラット面を外れるとすべて段差の上、または下です。

大雄山最乗寺

なんらかの手段で本堂の高さまで上がったとしても、「結界門」方面へは段差路が続きます。

大雄山最乗寺

現在の大下駄「和合下駄」までは、車椅子で行くことは出来ません。

大雄山最乗寺

大雄山最乗寺はバリアフリーではありませんが、車でアクセスすれば、車椅子で境内に入ることが出来ます。そして天狗のパワーとあふれる自然を感じることができる名刹です。

南足柄市の「アサヒビール神奈川工場」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年2月に書き直しました)