1947年から始まった資生堂ギャラリーの椿会。これまでに合計86名の作家が参加してきました。
2021年から2023年まで、6組の作家が参加して「第八次椿会」の活動が行われます。初年度のテーマは「触発」。これまでの椿会展で資生堂が蒐集してきた収蔵品の中から、第八次椿会のメンバーが「あたらしい世界」を触発する作品選びました。その選ばれた収蔵品展が、銀座資生堂ギャラリーで開催されています。第八次椿会メンバーの作品展ではなく、メンバーが選んだ第七次以前の椿会メンバーの作品展覧会です。
「第八次椿会 あたらしい世界」展の会期は、2021年6月5日から8月29日まで。観覧は無料です。

資生堂ギャラリーは東京都中央区銀座8丁目の資生堂ビルB1です。通常の入場ルートは階段ですが、車椅子利用者はエレベーターでB1会場に下りることができます。ただし階段路の途中にある踊り場に展示されている作品は鑑賞できません。「あたらしい世界」展の踊り場の展示作品は、ミヤギフトシ氏が選んだこれらの作品です。

メイン会場は2フロアを吹き抜けた高さがあり、地階ながら解放感があるアートスペースです。そこに他の5組のメンバーが選んだ作品が展示されています。


第八次椿会の2022年のテーマは「探求」、2023年のテーマは「昇華」です。この「あたらしい世界」から、どのような探求が行われ、昇華していくのか。3年間のプロジェクトが始まりました。
銀座資生堂ギャラリーのバリアフリー状況を、別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2021年6月に執筆しました)