埼玉の産直 地場物産館桜国屋 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

埼玉の産直 地場物産館桜国屋

埼玉県北本市は桜の名所が多く、市のキャッチフレーズは「感動桜国きたもと」です。JAさいたまの直売所の店名は桜国屋。地場物産館と称する通りに、北本トマトなど地元の産物が豊富に並ぶお店です。

店舗は2020年にリニューアルオープン。車椅子で買い物がしやすいバリアフリーショップです。現地の状況を紹介します。

埼玉の産直 地場物産館桜国屋

3つの区画に分かれて、来店者用の大きな駐車場が用意されています。

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お店の前にある駐車場にブルーラインでペイントされた身障者用駐車スペースが屋根なしで2台分あります。

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併設する蕎麦屋の裏側にも大きな舗装駐車場があり、ここに停めても車椅子で問題なく移動できます。

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もう一つの駐車場は未舗装路面の小石がゴロゴロしている駐車場で、混雑時の臨時駐車場のような位置づけにみえます。車椅子利用者は避けたほうがよい駐車場です。

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カフェがある別棟の1Fにバリアフリートイレが用意されています。

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ドアは重厚な引き戸式。スペースは余裕があり、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられている綺麗なトイレです。

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地場物産館桜国屋はオールフラット構造で、スペースに余裕があるショップです。出入口は広々とした自動ドア。店内通路は車椅子での移動が十分に可能な幅が確保されています。商品台の高さは一般的で、車椅子から見えない、手が届かない商品はほとんどありません。

今回取材時の状況は、生鮮野菜のほとんどは地元北本産。それを示す掲示が各販売台に誇らしげに掲げられています。北本産の「そらまめ」を購入したところ、レジのスタッフから「スーパーの商品とは鮮度が違うので、茹ですぎないようにしてください」と美味しくいただくコツを教えていただきました。地場商品に対するプライドがうかがえます。

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敷地内に「そば処北本さんた亭」が併設されています。

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平屋構造で出入口から店内にかけて段差はありません。食券制セルフサービスのお店で、入口近くの券売機で食券を購入し、カウンターに持っていき、番号札と引き換えます。番号を呼ばれるとセルフサービスで取りに行き、食べ終わると食器を返却口にセルフサービスで返します。

席は小間上がりの座敷席と、可動式のテーブル席、そして固定カウンター席です。車椅子で利用するなら可動式のテーブル席ですが、蕎麦屋に多い、小さな椅子を使用する少し狭いタイプのテーブルです。車椅子1台はテーブルに入りますが、ほぼそれでテーブルの横幅はいっぱいになるので、同行者はテーブルの反対側を利用します。もっとも現在はコロナ対策で、1テーブル2席の配置になっているので、車椅子で幅をとっても肩身は狭くありません。地元北本産のそば粉と野菜を使った、美味しいお店です。

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地場物産館桜国屋に入口に「ネモフィラ咲いています」というポスターが掲示されていました。

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ネモフィラ畑は国道17号線の反対側の施設隣接地です。敷地内または道路から車椅子でネモフィラ鑑賞は可能です。

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車両の交通量は少ない裏道ですが、時々車が来るので、注意してネモフィラ鑑賞を楽しんでください。

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2020年にリニューアルオープンした地場物産館桜国屋は、車椅子で買い物がしやすいバリアフリーショップです。

(本稿は2021年5月に執筆しました)