東京 府中市美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京 府中市美術館

東京都府中市の「府中市美術館」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

東京 府中市美術館

都立府中の森公園の一角に建つ、2000年に開館した美術館です。

東京 府中市美術館

1Fはパブリックスペースで、美術館の受付、市民ギャラリー、美術図書室、ミュージアムショップ、カフェなどがあります。公園の風景とマッチした開放的で明るい空間です。

東京 府中市美術館

2Fが展示室で、企画展示室、常設展示室、牛島憲之記念館があります。

東京 府中市美術館

観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。会場入口で手帳を提示する運用です。館内はフラット構造で、車椅子で問題なく利用できます。

東京 府中市美術館

府中駅から徒歩17分の案内です。車椅子利用者は車の利用が便利です。

一般来館者用の駐車場は「府中市臨時駐車場」です。身障者用駐車区画はありません。入場するとスタッフから駐車券が渡されます。美術館の受付で利用証明として押印していただき、出庫時にスタッフに返します。

府中市臨時駐車場

身体障がい者は、美術館の地上駐車場または地下駐車場を無料で利用することができます。事前予約ではなく、空いていたら利用できる運用です。

地上駐車場は3台分、車椅子マークがついたパイロンが置かれているスペースがあります。

府中市美術館 車椅子利用ガイド

地下駐車場には2台分の身障者用駐車区画があります。空いていればこの区画の利用がベストです。

府中市美術館 車椅子利用ガイド

地下駐車場は全部で10台程度が駐車できます。身障者用駐車区画が満車の場合は、他の一般駐車区画を利用することができます。

府中市美術館 車椅子利用ガイド

美術館の駐車場にスタッフはいません。駐車場を利用したことを受付で申告する必要もないそうです。

東京 府中市美術館

都立府中の森公園の駐車場は有料ですが、障害者手帳の提示で駐車料金が無料に減免されます。出庫時にインターフォンで障害者手帳を提示する運用です。

都立府中の森公園

美術館エントランス周辺はフラットで、出入口は自動ドアです。正面とカフェの横に出入口があります。

東京 府中市美術館

フラットでスペースに余裕があります。1F全体、車椅子での利用に大きな問題はありません。カフェの内部はフラットで可動式のテーブル席。車椅子での利用は可能です。

東京都府中市の「府中市美術館」

バリアフリートイレは1Fと2Fの両フロアにあり、ユニバーサルベッドが備えられています。

東京 府中市美術館

折り畳み式のユニバーサルベッドです。

東京 府中市美術館

展示室2Fのバリアフリー状況です。2Fへは1基あるエレベーターを利用します。

東京都府中市の「府中市美術館」

業務用を兼ねる大型のエレベーターで、油圧式なのでスピードが遅いという案内が掲示されています。

東京 府中市美術館

広い企画展示室では、年間4本程度の企画展が開催されます。

東京 府中市美術館

常設展示室ではコレクションから常時60点程度を展示。年間5回ほど展示替えがあります。

東京 府中市美術館

牛島憲之記念館では、遺族から寄贈された約100点の作品からの展示があります。

東京 府中市美術館

展示室はフラットでスペースに余裕があります。車椅子で問題なく鑑賞できます。

府中市美術館は、身体障がい者専用駐車場がある、車椅子で利用しやすいバリアフリー美術館です。

東京 府中市美術館

(本稿は2020年10月に加筆修正しました)