入谷 小野照崎神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

入谷 小野照崎神社 車椅子での参拝案内 バリアフリー情報

東京都台東区入谷の小野照崎(おのてるさき)神社は入谷駅の近く、下谷の氏神様です。そして渥美清さんがご利益を得た芸能学問の神様として有名です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

入谷小野照崎神社

小野小町の祖父、学者であり歌人の小野篁が祭神。後に学問の神様、菅原道真も祀られ、芸能と学問の神社となりました。絵馬は筆に文鳥がとまっている絵柄。学芸絵馬、と称されています。

芸能関係での成功祈願の絵馬が数多く見受けられます。東京で他に同種のご利益で有名なのは、新宿花園神社や赤坂豊川稲荷です。

入谷小野照崎神社

境内は決定的な段差はありませんが、ちょっとした段差やデコボコが多数あります。

入谷小野照崎神社

道路から境内に入る入り口は2箇所ありますが、ちょっとした段差があります。

入谷小野照崎神社

車椅子で境内に入ることは出来ますが、注意が必要です。

入谷小野照崎神社

拝殿の手前には低い2段の段差があります。車椅子では段差の手前からの参拝になります。

入谷小野照崎神社

夏山開山の2日間以外は登れませんが、境内には見事な富士塚が現存しています。この塚の岩は、富士山から運ばれた溶岩ということ。江戸富士講の貴重な国指定文化財です。

入谷小野照崎神社

一対の猿像が富士塚を守ります。座って合掌している猿です。

入谷小野照崎神社本堂を守るのはやや琉球系の狛犬。凛々しく且つ愛嬌がある狛犬です。

入谷小野照崎神社

お末社のお稲荷さんを守るのは狐。

入谷小野照崎神社

背伸びをしているような、なんとも形容し難い姿のおキツネさんです。

入谷小野照崎神社

3年に一度の神輿担ぎの年は、6万人の人出で入谷界隈が埋まるということです。三社祭や神田祭などに比べれば一般的な知名度はありませんが、大祭は大いに盛り上がります。

入谷の小野照崎神社は、小さな段差や路面の凹凸がありますが、注意すれば車椅子で見処が多い境内に入ることができます。

別稿「車椅子で参拝できる東京のバリアフリーな神社仏閣~東部編~」で「入谷鬼子母神」を紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年11月の取材に基づいています)