東京都立川市の「イケア立川」は、これまでのイケア店よりも車椅子での動線が少し良くなりました。現地の状況を紹介します。

2014年に開業した東京都初のイケア、立川店。渋滞発生回避のために、駐車場は1回千円でスタートしましたが、現在では何かを買えば無料、に変わっています。
駐車場出口の精算機にレシートを読ませるとバーが上る運用です。この読み取りは上からの光学読み取り。したがってレシートを表向きにして精算機の読み取りスペースに入れます。下向きに入れてバーが上らずに苦戦する人がいるので注意してください。
ソフトクリームなどを売っている1Fのフードコートは、自販機式でレシートが発行されません。したがってストアで何かを買ってレジを通る必要があります。レシートがないと、駐車料金は千円です。
今までのイケアストアは、駐車場から1Fへ行き、車椅子では別のエレベーターで2Fのショールームへ行く動線でした。立川店は上階の駐車場から2Fショールームに直接行けます。車椅子でのエレベーター乗り換えは不要です。少し動線がよくなりました。
もう一点、今までのストアとの構造上の違いは、これまで1Fにあったマーケットホールが2Fになったこと。ショールームと同じフロアなので、車椅子での行き来が楽になりました。ただしセルフサービスエリアとレジは1Fなので、エレベーターに乗る回数は変りません。
今回取材した時点では、身障者用駐車スペースの横が喫煙所でした。車をおりると煙草の臭い。これが嫌いな人には辛い環境です。吹き抜け構造なので紫煙がこもることはありません。

ストア全体バリアフリー設計。配送サービス、組み立てサービスなど、日本式サービスがあります。「イケア立川」は車椅子で利用できます。
近隣にあるユニークな博物館「国立極地研究所 南極北極科学館」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2018年1月の取材に基づいています)