熊谷の古民家 国指定重文 平山家住宅 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

平山家住宅

埼玉県熊谷市の旧江南町にある18世紀に建てられた名主の古民家です。昭和46年に国の重要文化財に指定されました。指定後建物の損傷が著しいため、総額5千万円超の費用をかけて、昭和50年から解体修理を行い、昭和52年に現在の姿となり無料公開されています。

平山家住宅

国の重文ですが個人所有の古民家です。オーナーである現在の平山家当主は、隣接する住居にお住まいということです。したがって観光施設ではなく、私有地がご厚意で公開されています。

アクセスは車が便利ですが、来訪者用の駐車場が整備されているわけではありません。近隣には駐車禁止ではない道路などがあるので、近くに上手く駐車して平山家住宅を目指してください。

平山家住宅

私邸の入口に案内板があります。ここからは未舗装路面になりますが、固い路面なので車椅子で移動できました。

平山家住宅

少し進むと、一部の区間ですが舗装路面になります。この付近になると、私有地内にいることを強く感じます。

平山家住宅

すぐに平山家住宅が観えてきます。迫力のある入母屋造りの大屋根です。

平山家住宅

平山家住宅の周囲は小石混じりの未舗装路面です。車椅子をゆっくり進めてください。

平山家住宅

平山家住宅の内部に入ることができます。段差回避スロープが設置されていますが、木製の引き戸が動きません。車椅子で内部に入るには出入口の幅が足りない状況でした。

平山家住宅

内部の土間からみた主室の囲炉裏です。立派な梁が大屋根を支えています。

平山家住宅

土間のかまどは、現在でも使用されている形跡がありました。

平山家住宅

未舗装路面を慎重に車椅子で奥に進み、平山家住宅の外観を見学します。

平山家住宅

平山家住宅の周囲を車椅子で廻ります。横から観ても迫力のある大屋根です。

平山家住宅

国指定重文の平山家住宅は、バリアフリーではありませんが、車椅子で外観を見学することができます。

(本稿は2021年12月に執筆しました)