東京都西東京市にあるお稲荷様です。昭和4年に京都の伏見稲荷のご分霊が祀られて創建されました。急坂の上に建つ社なので、車椅子での参拝は楽ではありませんが、通常期であれば境内に駐車場があるので、車でアクセスすれば車椅子で参拝可能です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

アクセスは東伏見駅、西武柳沢駅から徒歩7分の案内です。表参道は階段路です。車椅子での通行は出来ません。

境内への車道は車椅子では通行が困難な急坂なので、徒歩での車椅子参拝は困難です。

お正月などは利用できませんが、社殿の横が参拝者用無料駐車場です。駐車場には身障者用駐車スペースの設定はありませんが、スペースに余裕があるので車椅子での乗降は可能です。

車でアクセスして坂道を上がり駐車場まで来れば、境内はフラットです。駐車場から拝殿前へは、平坦な舗装路面を移動します。

参道から社殿にかけてはフラットな地形に諸施設があります。

手水舎は段差のある構造です。今回参拝時はコロナ対策で使用できなくなっていました。

社務所は大きな段差はない構造です。

賽銭箱がある拝殿前には、2段の段差がありスロープはありません。車椅子では段の手前からの参拝。2ⅿ程度手前から参拝することになります。

参道から社務所へは段差なく移動できます。しかし境内のすべてが舗装路面ではありません。一部ですが未舗装路面があります。車椅子では無理のない範囲で移動してください。

社殿の裏が、京都の伏見稲荷の千本鳥居のようになっています。鳥居の正確な本数は不明ですが、おそらく数百本程度かと思われます。

車椅子では通行できそうにない参道に見えますが、少し無理をすれば車椅子参拝ができないことはありません。

社殿を正面からみて、右側からアクセスします。左側は段差があり車椅子では通行出来ません。

建ち並ぶ鳥居をくぐりながら進むと、いくつもの祠やお狐様の塚などがあります。

幅の狭い歩道で、路面が荒れている箇所もありますが舗装路なので、終点の手前まで車椅子で参拝できます。

周回路の最後は階段なので、車椅子ではその手前から引き返す参拝になります。
京都伏見稲荷の千本鳥居とはスケールが違いますが、ご分祀された稲荷大神が祀られている東京の伏見稲荷です。車でアクセスすれば、東伏見稲荷神社は段の手前から車椅子で参拝できます。
赤坂の「豊川稲荷東京別院」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2021年5月に執筆しました)